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5人目。 ページ6

「…これに着替えてくれ」





優しく微笑みながら、赤司はどこから用意したのか、洋服を私に押し付けてくる。





_____明るく飾られた室内。
…部屋の明るさのせいか、私も思いきり吸血鬼の力を使えない。




これだから朝とか明るい所は嫌いなんだ____
___それだけが理由な訳でもないが。






それから私は、赤司から渡された服に袖を通し、人間の着ている服の着心地を堪能した。




「…これが人間の服_____」


「着替えられたか…?」


「あ、あぁ…」




数回のノックの後、扉越しに赤司の声がかかる。


私は、扉を開けながら人間に服を借りたことを後悔する。
…着心地が悪いわけではないが、人間と交流してしまった自分を悔やんでいたのだ。





「...よく似合っているよ」


「・・・。」


「A…?

顔色が悪いが......何かあったのか?」


「え、あ……いや、何も」





私の顔色が悪い…?


その理由を、何も知らない者____ましてや、原因の"人間"に話すなんて、以ての外だった。





「…?赤司くん。Aさんの着替えは…」


「え、えーと…くろ、こ?」


「…はい」






私は、彼の名前を頭の中で復唱した。





黒子、テツヤ______





人間なのに、一緒に居て嫌な気がしない。






「あ、えと…ごめんなさい。
これからちょっと用事があって、もう帰らなくちゃ行けないんだ」


「…そう、なんですか…」





理由を説明しながら私が扉から出ようとすると、赤司が"いつでも来ていいからな"と、小声で呟いた気がした。






…けれど。
速く館に戻りたかったことと、なんとなく聞くのを本能が拒否した為、私は足早に山へと戻っていた_______





______ジン。
私さ、大切な物…忘れてたんだ。

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黒ウサギ - ハーイ(*´▽`*)楽しみにしていますねっ☆ (2014年11月1日 22時) (レス) id: 630c907ecf (このIDを非表示/違反報告)
みなみな(プロフ) - 黒ウサギさん» ありがとうございます(´∀`*)是非是非、これからもよろしくお願いします(`・ω・´)キリッ (2014年11月1日 1時) (レス) id: 0af48c629f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ - お話いつも読ませて貰ってます(^○^)続きが気になって仕方がありません;^)更新楽しみにしています(≧∇≦*) (2014年11月1日 0時) (レス) id: 630c907ecf (このIDを非表示/違反報告)
みなみな(プロフ) - 心縷々さん» えーと…私は心縷々さんの作品を読んだことが無いのでアドバイスというより、自分が気をつけていることを言いますけど…一先ず、私は裏設定を大量に作っていたりしますね。物語の中では語られることの無い物語…そういうものが人を惹きつける魅力だと思うのです (2014年9月2日 17時) (レス) id: 0af48c629f (このIDを非表示/違反報告)
心縷々(プロフ) - あの、お願いがあります。私はホラーを書いているのですが、この小説は私の書けないなんか難しい展開が上手いと思いまして…。厚かましいのですが、アドバイスとかもらえませんか?お願いします!作者名はこのままなので…。 (2014年9月2日 16時) (レス) id: 2c93f684a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みなみな | 作成日時:2014年8月31日 18時

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