三十一話 ページ31
(^q^)ですよー
＿
「…A、返して良かったの…？」
「一松か。たまにはさ、家族に会いたくなるだろ？」
「…そうだね」
＿＿＿
『…久し振りに、山を下りたね』
「確かにそうね。もう自分の家なんか忘れちゃったわ」
ふふっ、と笑いながら口を手で押さえる留美子。
いつものお団子からツインテールの髪形に戻し、ギャルな雰囲気をまたもや漂わせる。
しかし、女子力のある仕草をするからだろうか。全くもってギャル要素を感じないのだ。
『留美子、変わったね』
「なによ急に。私はどこも変わってないわよ？」
『いや、変わったよ。私に対する態度とか、仕草とか。まぁ色々』
「そんなこと言ったらAだって変わったじゃない。
―嫁の顔って感じがする」
私の頭を撫でて、いたずらっ子のような笑みを浮かべる留美子を見て、私も自然と笑みがこぼれる。
最初は敵対心むき出しだった留美子が、今では噓のようだ。
『…留美子』
「何？」
『私の留美子の第一印象、何だか知ってる？』
「分からないわ。…いいものではないことはわかるわね」
遠くを見て答える。
どうやら昔の自分の行動を振り返っているようだ。
『"わがまま"、"卑怯者"、"最低な人”
確かにいいものではないね』
「ぐっ…、
Aったら、もう少しオブラートに包めないのかしら」
『だって本当のことじゃん？』
「そうだけどっ」
周りの村人からなぜか化け物を見るような目で見られるが、そんなのに気づきもせず家に向かった。
この後、恐ろしい体験をすることも知らずに…。
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里(プロフ) - 続編気になるーみたいな (2018年7月16日 8時) (
レス) id: 193caf1039 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - このお話の続きがほしいです(TT) (2018年4月24日 8時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続編が欲しいです！ (2017年12月8日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
トランペット - とても面白かったです！このお話の続編を見てみたいです。無理かもしれませんがお願いします。頑張って下さい！ (2017年9月24日 14時) (レス) id: c093bb2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
聖火(プロフ) - おいらもがんばるんば (2017年6月11日 0時) (レス) id: b8079ba690 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(^q^) x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/38a45e840c1/
作成日時：2017年4月24日 17時
