四話 ページ4
(^q^)
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『ただいまー』
ガラガラッと慣れない横開き扉を開ける。
「ふざけないで!!」
お母さんの激怒する声が痛いほど耳を貫く。
お父さんが怒らせたのかな、と思いながら靴を脱ぐ。
お母さんの声が聞こえた部屋のふすまをゆっくりと開けて中の様子を確認する。
すると、お父さん、お母さん、おばあさんの三人がいた。
入りずらい雰囲気なので、少し様子見をすることに。
「そんなこと言わずに、村を救うためだと思って」
「村を救うためだとしても、娘を渡すのは親としてどうかと思うけど。母さん」
話の内容がよく分からない。
村を救うため?娘を渡す?
一体何のこと?
「広重。諦めんしゃい」
「何言ってんだよ!」
「これは村のため…、
妖怪たちを鎮めるためなのじゃ」
よ、妖怪…!?
驚いて、後ずさりをしたせいか、後ろにあった家族の荷物に気づかずにゴト、と物音を出してしまった。
気づいた時にはもう遅くて。三人はみな、こちらを向いていた。
「A…!?」
「A…あぁ、今夜は楽しみにしておれ」
おばあさんが目を細めながら怪しく言った。
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里(プロフ) - 続編気になるーみたいな (2018年7月16日 8時) (レス) id: 193caf1039 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - このお話の続きがほしいです(TT) (2018年4月24日 8時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続編が欲しいです! (2017年12月8日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
トランペット - とても面白かったです!このお話の続編を見てみたいです。無理かもしれませんがお願いします。頑張って下さい! (2017年9月24日 14時) (レス) id: c093bb2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
聖火(プロフ) - おいらもがんばるんば (2017年6月11日 0時) (レス) id: b8079ba690 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(^q^) x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/38a45e840c1/
作成日時:2017年4月24日 17時