十七話 ページ17
(^q^)なんだよ。オワタ。
_
「ねぇねぇ!」
『どうしたんですか?十四松様』
「僕からのお願いが二つあるんだけどいいかなぁ?」
『いいですよ』
ビロンビロンに伸びた袖を口元に持っていき、もじもじとする十四松様。
不覚にも可愛いと思ってしまった。
「あのね、留美子ちゃん、さっきはごめんね?」
「…えぇ、大丈夫ですわ」
「マジすかー!そうそう、留美子ちゃんには、かせいふっていうのになってもらいたいなって!」
家政婦なんて言葉、田舎で、しかも妖怪の口から聞くとは思わなかった。
「あぁ、家事手伝いをこなす女のことのようだ。」
「なんで知ってんの?」
「都会、というところに飛んで行ったことがある。」
ドヤ顔をしてカラ松様が私の方を見る。
そうか、私も都会から来たもんな。
「えぇ、つまりはお世話係ですわね?」
『そうだね』
「やって見せますわ。Aを、とびきり美しい嫁に仕立て上げて見せますわ!」
「まず自分磨きが先でしょ」
「な、なんですって!?」
すっかり仲良くなった留美子とトド松様が、口喧嘩をし始めた。
「ねぇ、A。もう一つ、君にお願いがあるんだ」
『はい、なんでしょうか?』
「その"様"っていうのやめてほしいなぁ」
『え…でも…、、んっ!?』
「Aに拒否権というものは存在しませーん」
拒否しようとすると、チョロ松様が私の口を手で塞いだ。
「…あと敬語もやめてほしい」
「そうだなぁ、じゃあ敬語も様付けも無し!守れなかったら罰を与えるぞ?」
『わか…った』
「それでよし!」
今日から妖怪(六つ子)の嫁になりました。
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里(プロフ) - 続編気になるーみたいな (2018年7月16日 8時) (レス) id: 193caf1039 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - このお話の続きがほしいです(TT) (2018年4月24日 8時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続編が欲しいです! (2017年12月8日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
トランペット - とても面白かったです!このお話の続編を見てみたいです。無理かもしれませんがお願いします。頑張って下さい! (2017年9月24日 14時) (レス) id: c093bb2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
聖火(プロフ) - おいらもがんばるんば (2017年6月11日 0時) (レス) id: b8079ba690 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(^q^) x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/38a45e840c1/
作成日時:2017年4月24日 17時