十五話 ページ15
(^q^)ですどうも
＿＿
「なんで驚いてるの？当然の結果じゃん！」
トド松様が可愛らしい笑顔をこちらに向けて言った。
「可愛いし、家事全般はできる。なにより、心が純粋だ」
と、カラ松様が私の頭を撫でながら微笑んでいった。
「ほとんど一松兄さんの話で決まってたよねー！！」
と、十四松様が私に首を巻きつけながら言った。
…一松様の話…？
「あれ？もしかして分からない？」
『はい…、わからないです』
するとチョロ松様がカラ松様に近づいて言った。
「カラ松は、烏天狗なんだよ。だからカラスになることができる」
『は…、はい』
「そして、一松は猫又。だから…？」
猫又は、猫…？
『猫になることができる…？』
「そう！これでわかったでしょ？」
「最初に猫化した一松を助けたことで、Aと留美子の生死はもう決まってたってわけ！」
おそ松様がクルクル回りながらご機嫌そうに言うなか、留美子は俯いてずっとブツブツ呟いている。
『…じゃ、じゃあ、留美子は…！』
「何言ってるの？
処分に決まってんじゃん」
トド松様の一言で、おそ松様達の目の色が変わる。
その場の雰囲気が、良くないものに早変わりした。
「いや…っ、いやよ…！第一、なんでこんな女が…っ！！！」
「ほら、そういうところだよ」
「…え」
十四松様が冷たい声を出して留美子に近づく。
気のせいか、お社の中がどんどんと寒くなって行っている。
「君は一言でいうと、汚いハイエナ。可愛い女の子を憎むことしかできない出来損ないなんだよ。」
「なッ…！？」
「少しは自分とAを比べてみなよ。君は自分が選ばれるためにAに命令を出した。
僕たちを無視しろと…。でもAは言い返さず、飲み込もうとしたんだ。
…もう違いがはっきりしてる。まさに白と黒。月と
君に勝ち目はないんだよ？」
間に入るスキもない。十四松様は冷たく言い放ち、首を伸ばした。
「君はじわじわと苦しめなきゃいけない人間だね。」
やがて留美子の首に巻きつき、そのまま閉め始めた。
「ぐッ…がぁ…！」
「嫉妬罪」
「―…はいはい、そこで止め。」
おそ松様の一声で十松様は首をスッと戻した。
解放された留美子はドサッと崩れ落ち、肩で息をした。
「えぇー？もっと苦しめようよー！」
「Aに醜いもん見せんなって」
「確かにー！あははは！」
…怖い。それが十四松様を見て思ったことだった。
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里(プロフ) - 続編気になるーみたいな (2018年7月16日 8時) (
レス) id: 193caf1039 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - このお話の続きがほしいです(TT) (2018年4月24日 8時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続編が欲しいです！ (2017年12月8日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
トランペット - とても面白かったです！このお話の続編を見てみたいです。無理かもしれませんがお願いします。頑張って下さい！ (2017年9月24日 14時) (レス) id: c093bb2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
聖火(プロフ) - おいらもがんばるんば (2017年6月11日 0時) (レス) id: b8079ba690 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(^q^) x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/38a45e840c1/
作成日時：2017年4月24日 17時
