妖怪松のお嫁さん？【妖怪松】【おそ松さん】

十四話 ページ14

聖火は白ごはんが好き
____



半日なんてあっと言う間だった。



「んじゃ、俺ら中で話し合ってるから
寝てていーよ」



そういえば一睡もしていなかった。



用意された布団に潜って、溜め息をついた。



「何で溜め息何かついてるのよ」



『何でって言われても……』



「あんた私の言う事聞かなかったでしょ」



『そんな事言われても』



「あんた私の事くらい聞けなきゃ
到底おそ松様達の嫁候補にはなれないわ」



『そんな事言われたって知らないわよ!!』



ついに言い返してやった。



「何ですって!?」



その時、廊下がきしむ音がして、
布団に入ったら部屋へ誰かが入って来た。



「………嫁候補決まったから来て良いって」



一松様がそう言って奥へ行ってしまった。



「いい?私じゃなかったらあんたを
道連れにするからね」



『…………………』



一松様の後について奥の座敷の部屋に入った。



「あ、来た来た」



と、チョロ松様。



「んじゃ、始めよっか!!」



十四松様が叫んだ。



「んじゃ、今年の嫁候補は………





Aに決定!!」



『え?』

十五話→←十三話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す