二話 ページ2
同じく(^q^)−！
＿＿
着いた。とうとう着いてしまった。
車から降り、周りを見渡すが緑ばかり。
…本当に何もないぁ。
それしか感想が出ない。あぁ、帰りたい。
『うわぁ、何もない』
「自然がいっぱいでいいじゃないの」
『自然興味なーい』
自分の荷物を持って渋々お父さんの後についていく。
途中、私と同じくらいのツインテールの女の子と目が合った。
田舎にもギャルみたいな子っているんだ。
「っし、さー着いたぞ！」
「ここがあなたの実家？いいところじゃない…！」
この夫婦は…、もうバカップルならぬバカ夫婦。
他の家と変わらない大きさの木造建築。
…なぜか隣の家は超でかい。
『ね、お父さん、隣の家って誰が住んでいるの？』
「たしか、村一大きな家は村長が住むらしいぞ」
『…村長』
ボーっと村長さんの家を見ていると、さっきのギャル系の女の子がぎろっとこっちを睨みながら家に入っていった。
あの子、村長の娘さんかなにかかな。てかなんで私睨まれたの？
え、初対面睨むとか非常識すぎなんですけど。
父母に文句を言おうとし、後ろを見たが二人はとっくに家に入ったようで。
慌てて家に入った。
＿＿
横開きのドア。ふすま。畳。すべてが慣れないもので私はそわそわしていた。
「なんであんたそんなにそわそわしているのよ」
『だ、だって、この環境に慣れないんだよ』
「ははは、都会っ子にはまだ早かったか？」
あぁ、お父さんに殺意が。
『ねぇ、今何の時間？』
「俺の母さんを待っているんだよ。今畑から帰っているらしい」
…畑とか、田舎っぽい。
はぁー、っと大きなため息をついたとき、タイミングよくふすまが開いた。
そして私を見た瞬間目を見開いた。
「あら、Aちゃん。大きくなったねぇ…、べっぴんさんになっちゃって…」
『べっぴんさん…？』
「美人さんって意味よ」
…へ？
美人さんっ！？
『え、美人さんて…！？』
「照れなくともいいんじゃよ、ほら、うちのじいさんも、同じことを思っているよ」
そう言って隣の家を指差した。
村長の家…？
「うちのじいさんが拾った捨て子の、
留美子ちゃんって、さっきの子かな…。
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里(プロフ) - 続編気になるーみたいな (2018年7月16日 8時) (
レス) id: 193caf1039 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - このお話の続きがほしいです(TT) (2018年4月24日 8時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続編が欲しいです！ (2017年12月8日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
トランペット - とても面白かったです！このお話の続編を見てみたいです。無理かもしれませんがお願いします。頑張って下さい！ (2017年9月24日 14時) (レス) id: c093bb2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
聖火(プロフ) - おいらもがんばるんば (2017年6月11日 0時) (レス) id: b8079ba690 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(^q^) x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/38a45e840c1/
作成日時：2017年4月24日 17時
