めんどくせえからあたしが総長やってやるよ！！！

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一夜明けて私はなんとなく真一郎のバイク屋に行くことにした



『やっほー！』



真「あ？Aじゃねえか。なんだ連絡くれりゃ迎えに行ったのに」



『いいのいいの。マイキーとドラケンに痩せろって言われたばっかだし』



真「ふーん、家ではA可愛い可愛いってずっと話してんのにな。かっこつけやがって」



『え、ほんとに？！なんだもう素直じゃないな！じゃあダイエットは今日で中止！』



真「そーだそーだ。若いんだから沢山食えばいいんだよ」



『真一郎に甘やかされすぎてダメ人間になりそう』



そんなどうでもいい話をしていると真一郎の前の人影に気づく



『え、だれ。真一郎もしかして…隠し子？』



真「ばーかちげえよ！ほら昨日話しただろ。バイク屋によく来るヤツって」



『あー！！ブラックドラゴン入るなら一緒に面倒見てやってくれって言ってた子か！』



真「そうそう。ほら、自己紹介しろ」



乾「俺は乾青宗。よろしく」



『乾…じゃあイヌピーって呼ぶ！私は姫野A！よろしく！』



乾「ああ。」



真「Aは俺の娘みたいなもんだから」



『そうそう！隠し子なのよ！』



ちょっとふざけて言ってみたらイヌピーが眉間にとんでもなくシワを寄せた



乾「げ、まじ…？」



真「おい初対面でちょっとありそうな嘘つくな。んでお前も信じんな」



『そんな怒るなよ。しわ増えるぞ⭐︎』



真「もうお前許さん。くすぐりの刑だ」



『ぎゃー！！！！wwごめんてwww息出来んwwww』



兄弟揃って私がくすぐりに弱いのを知ってる



長い付き合いだから仕方ないけどちょっと卑怯だよな



真「…男みてえな反応」



私を見てニヤつくこの人も悪だ



それによくよく考えたら昨日も言われたぞこれ



『あのね、それマイキーにも言われた。だから彼氏できねえんだよって』



真「まじかよ。まあ10年経って相手いなかったら俺がもらってやるよ。っていうとマンジローに怒られちまうかな」



『あ、真一郎はやめておこうかな…』



真「おいこらこんなイケメンどこ探してもいねえぞ」



『ごめんごめん笑 冗談だよマイケルジョーダン』



真「中身までおっさんだな。なんとか言ってやれよ青宗」



乾「仲良いんだな2人とも」



「『腐れ縁だから』」



『うわ被った！真似しないでよ！仲良いみたいじゃん！ね？！』



乾「充分仲良いだろ。羨ましいよ」



そう言ったイヌピーは私たちを見て優しく笑ってくれた

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