めんどくせえからあたしが総長やってやるよ！！！

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真「Aはさ、チームとか入らねえの？」



本日何回目の質問だろうか。


ドッキリなのかってくらい聞かれる。



『んー。大事なものができたら入るかな？でも誰かの敵で味方とかそういうの嫌なの。ただ困ってる人に手を差し伸べられる人間でいたい』



真「お前らしいよ。危ないから俺としてもチームに入って欲しくねえ。可愛い可愛い娘だしな。」



『それを言うなら可愛い弟と妹の友達ね？真一郎の娘になった覚えない笑』



真「いやもうここまで来ると娘と言っても過言ではないだろ？」



『流石に過言だわ笑』



真「…けどさ、もしAに守りたいものができて、チーム入りたいってなったら、ブラックドラゴンの総長やってくれねえか？」



『ブラックドラゴン？初めて聞いた〜』



真「かもな。今は昔と違ってあんまり良い方向に行ってないグループなんだ。けど俺が作ったチームだから。Aみたいに真っ直ぐな心持ってるやつに継いで欲しい。」



『真一郎が初代？！かっこいい！！！！約束するよ！もしチーム入るってなったらそこで困ってる人助ける！』



真「そこに囚われる必要はねえけど、良かったら考えといてくれ。俺のトップクやるから。あ、あと、俺のバイク屋に来るガキも一緒に面倒見てやってくれ。」



『おっけー！チーム入る気一生起こらなかったらごめんね！』



真「そん時はそん時だ。お前の人生なんだからちゃんと考えて進めば良い。」



『やっぱり真一郎は大人だ』



真「サンキュ笑 ほら家だ。気をつけて帰れよー」



『いや隣なんだけどね？送ってくれてありがとう！』



真「あいよ。明日からもマンジローとエマのお迎え頼むわ」



『はいはい笑 また明日！』



これが私がブラックドラゴンを知ったきっかけであり、後に大きな問題を引き起こす物語である。

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