第一話 私、死んでもいいわ← ページ5
「おい、起きろ」
「何でしょう、イケメンのお兄さん☆」
「え、起きてたの!?」
いや、タイミングが良かっただけだよぉ〜
そんなことより、さっきの事だ。
すべてが夢ならすべて納得がいくのだが…
温もりを感じる
折れた骨が死ぬほど痛い。
織田作かっこいい。←
…やばい、私もう死んでもいいわ。さっき私を諭してくれえた人ごめんね。
「ねぇねぇ、君、スパイ?」
「太宰、それは単刀直入すぎないか?」
「いえいえ、私は通りすがりの高校生ですよ」
「あんなところに高校生がなんでいたのか説明できるなら信じてもいいけど?」
黙り込む私に織田作がそっと手を乗せる。
ついでにここは車の中だ。
黒服さんが運転している。
「実は…私高校に言った事がなかったんです」
「…苦し紛れの嘘かい? それにしても突拍子もない」
「そう言われても仕方ありませんが…これはお姉さんのなんです。
孤児の私は十七になり、孤児院を追い出され、さ迷っていたところで合ったお姉さんに、この荷物一式もらったんです」
「そうか」
織田作さんは納得してくれたみたいだけど、さすが太宰さん、疑り深い。
ここはなんとしてでもしらを切らないと、よくて拷問、悪くて死刑だ。
それにポートマフィアか武装探偵社にはいるしか私にはこちらにいる意味がない。
それなら今この状況は最大のチャンスだろう。
「はぁ…その裏、取れる?」
「お姉さんとはそれ以来会ってないので…」
「織田作、どう思う?」
「どうもこうも、どうする事も出来ないだろう? というか太宰と同年じゃないか」
「え、そうなんですか?」
「私は17だよ」
「なぁ…行くところがないなら」
「一寸織田作? ポートマフィアに入れる気?」
「良いじゃないか、構成員は多いほうがいいんだろう?」
「まぁ、これは私が決める事じゃないししね。よし、お嬢さん、君ポートマフィアに来るつもりならこのままこの車にいると言い」
すると車が止まった。
「いやならここで降りたらいい」
数秒の沈黙。
私は声を張り上げてこういった。
「お、お願いします!!」
___
≪コソコソ噺≫
「ねぇ織田作、気づいてたかい?」
「何がだ?」
「この子、私達がポートマフィアって事知ってるんだよ」
「そうなのか?」
「うん」
「そうか」
「気にしてないなら、まぁいっか」
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みぃ(プロフ) - 傾国萌えのセネンさん» !? すみません、コメントに気がついて居ませんでした!! 遅くなって申し訳ございません! あら、そうなのですね、知りませんでした。書き換えて起きますね! (2018年4月3日 18時) (レス) id: d62fbb3902 (このIDを非表示/違反報告)
傾国萌えのセネン - 13話を見て思ったのですが、ユリの花は匂いが強く花が下向きに咲いていて縁起が良くないのでお見舞いには向いていないですよ。 (2017年9月17日 23時) (レス) id: 343bba7f6a (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 由由由さん» おお! こっちにもコメントくださいありがとうございます! 頑張りますね! (2017年8月1日 8時) (レス) id: d62fbb3902 (このIDを非表示/違反報告)
由由由 - 面白い!続きが楽しみ! (2017年7月31日 17時) (レス) id: 1589b544b5 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 藤猫さん» コメントとご指摘ありがとうございます! 矢張り夜中に更新すると誤字が増えますね…ありがとうございました!! (2017年3月30日 10時) (レス) id: 7206b13d0b (このIDを非表示/違反報告)
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