遺伝子格差世界【d!】

�将� ページ14

貴方side



「A〜！！お前何処行っとんじゃ〜！！」


『ごめんシャオロンww』


教室に帰れば、
一番に飛び込んでくるのはシャオロンの頭。
その頭が腹部に飛んできて、多少の痛みと、これが友達と言う嬉しさで包まれる。


「ってかAは見つかったんに今度はロボロが居らへんねやけど？」


「居るやろ！？ここに！！」


「あれ、、？！ロボロの声が聞こえるけど姿見えへんwwロボロさーん！？ww」


シャオロンはそう言って廊下とかを見たりしているが、ロボロ君はずっと私の横に居る。
これ絶対わざとだ。


「、、こいつ無視して俺ら先に飯食いましょ。」


『そうだね。』


一人ロボロ君探し()に夢中になっているシャオロンを放置して、机をくっ付けてお弁当を食べる準備をする。


『、、ロボロ君よく食べるね。』


「まぁな。」


ロボロ君の机の上に置かれたパンと牛乳の山を見れば多分、誰だって困惑する。
こんな小さい体のどこにこんな量のものが入りきると思うんだ。


「小さい言うなや。ただ俺が大食いなんねん。」


『、、さっきっからもしかして心読んでる？』


「Aさんは顔に出やすいんよ。分かる？」


ふっ、と笑みを浮かべながらそう私の顔を指差すロボロ君。
不覚にも、その表情にドキリとしてしまったのは顔に出ていたのか、、。
こちらを見ているロボロ君も顔が赤くなっていた。


「ごめんな〜A。ロボロウブやから、こうやってカッコつけてもすぐにカッコ悪くなってまうねんな？」


「、、うっさいわ！！！アホ！！」


シャオロンが音もなく現れ、ロボロ君にそう言うとロボロ君は大きな声でそう言って一人黙々とパンを食べ始める。


『、、私たちも食べよっか。』


「せやな。」


この二人は本当に仲が良いんだろうか、と改めて実感した。


続く

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