将 ページ13
貴方side
「、、では期限は1ヶ月。それまでに俺と結婚すると腹を決めろ。1ヶ月経ったら俺の方から出向いてやるから待っとけ。分かったな?」
『ちなみに結婚しないと言う選択肢は、、?』
「今のお前の立場を考えて物事を考えた方が得策だと思うゾ?お前の場合、肉は不味そうでも脳ミソは案外詰まってそうだからな。」
『真剣に考えさせて頂きます。』
頭を下げて早々にグルッペンさんの居る部屋から出る。
もう半分、脅しともとれるお話が終わって、トボトボと自分のクラスに帰る。
あれだけお話をしたというのに、時間はまだ10分程しか経っていなかった。
「、、あっ。A、、さん。」
『あっ。ロボロ君。』
廊下でロボロ君と鉢会わせる。
私より小さいその背丈は、何だか年下と接しているみたいで、不思議とほんわかした。
「その、、俺ら売店行って帰ってきてもAさん居らへんかったから探してて。何かあったん?」
『、、ううん!別に何も無かったよ?それより早くご飯食べないとだよね!』
そう言ってはぐらかし、ロボロ君の前を歩いて教室に向かう。
その後を頑張って付いてくる様がもう小学生の弟を相手しているかのように感じてしまい、笑みが溢れる。
「、、何ワロてん、、?」
『んー?いやー、、ロボロ君可愛いなぁと、、。』
「はっ、、はぁ!?可愛くないわ!!」
不意にそう言われ、ついつい本音が出てしまう。
それを聞いたロボロ君は、顔を赤くさせて否定するが、その姿すら可愛くて母性を擽られる。
『そうだねぇ可愛いねぇ』
「話聞いとらんやろお前。」
少し睨み付けながらそう言うロボロ君。
確か鬼の種って6mくらいなんじゃ無かったっけ?
いくら血が薄まってもこんなに小さくなるかね?
なんて失礼なことを思っていたら、心を読まれたように
「あんなぁ、、?鬼やって色々種類があんねん。それぞれで特徴や能力も違う。ちっさい鬼やって居るんやからそんな浅はかな事思っちゃダメやで?」
と補足を付けて説明してくれた。
親から教えられたのか、もしくは自分の身長を気にして、言い訳の為に勉強したのかは分からないが、きちんと気にしてるんだなと思うとやっぱり可愛かった。
「、、食い穀すぞ。」
『すみません。』
続く
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ぱ - 将将爾虜能蕕梁羯譴拒否県になっちゃってます… (10月28日 18時) (レス) @page27 id: 8c6028ae84 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 設定からストーリー本当に好きです!人外パロ?の学園系.自分はあまり見たことがなかったんですけど好みにドストライクでした!このご時世いろいろあると思いますが更新楽しみに待ってます! (6月16日 15時) (レス) @page1 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - ハムぐまさん» ハムぐまさんコメントありがとうございます!rbrはさくらんぼ!この2人の絡みが大好きです。ありがとうございました! (2023年3月12日 20時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
ハムぐま(プロフ) - わぁ、…凄い好みの作品だぁ、…(コメ失です、!)rbrとshaちゃんが絡んでるとこが好きすぎます、…rbrはさくらんぼ、! (2023年3月12日 12時) (レス) id: 324950bcc8 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます!さてさて、、それは神のみぞ知る事ですからね、、?フフフ (2023年3月12日 11時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:俎 | 作成日時:2022年12月23日 20時