噂と依頼 ページ6
そんな二人の会話を苦笑いする少年、中島敦が口を開いた。
敦「あ、あのっ今日の任務は…なんでしょうか。」
国「む、そうだな。今日の依頼は肢体窃盗というものをひっ捕らえることだ。」
敦「したい…窃盗？？」
太「そのままの意味だよ、最近人間の肢体、手や足だけを狙い綺麗に切断をして盗む。」
『肢体窃盗。』
最近ヨコハマ内で密かに噂になっている事件だ。
昼間の路地裏や、小道などで一般人をターゲットにし、ターゲットにした人間の腕、足を綺麗に切断し盗む。
ターゲットは無作為抽出され、一日一人狙われるという。
ただ、彼らが何故そのような事をするのか。盗んだ肢体はどこに持っていき、どうするのか。
その全てが謎に包まれている。
国「こいつらが何故肢体窃盗をしているのか。盗んだ肢体の在処を突き止め、
捕まえて軍警に引き渡すまでが任務だ。」
国「この任務では太宰と、小僧にも行ってもらう。」
敦「は、はいっ！！」
難解な任務に緊張している様子だ。
太「では行こうか、敦君。」
いつもと何かが違う違和感に敦は首をかしげる。
太「どうしたのだい？」
敦「いえ、太宰さんなんだかいつもよりもやる気がありますね」
太「そうだねぇ。大体の任務では動機もまだ分かったんだけれどね。
今回の任務では動機も全くと言っていいほど分からない。少し興味はあるかもしれないね。」
少し考えこむようにそう言った。
敦「そうですよね…腕や足を盗んでどうするのでしょうか…」
歩きながら話していると少し薄暗い道にたどり着いた。
太「現れる場所は大体暗くて日が当たらない路地裏が多いらしいね。」
太「ここの近くでよく現れるらしいから少し待っていようか。」
静かな路地。ほんとに真昼なのかと疑うしんみりとした雰囲気が漂う。
「「………。」」
何分経っただろうか。4分かもしれない。しかし、その時の二人には30分、いや、それ以上にも感じられた。
コツ…。
「「…！！」」
一人。全身黒い男が立っていた。
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ミコール(プロフ) - すみません、バグか何かで編集ができなくなったので全く同じ小説を作り直します。題名もこのままに致しますのでそちらをこれから読んでくださるようお願いいたします。本当に申し訳ないです… (2018年10月21日 21時) (
レス) id: 20d2710782 (このIDを非表示/違反報告)
ミコール(プロフ) - イゼッタさん» ！ありがとうございます！少しずつになりますがこれからもよろしくお願いします。 (2018年10月20日 1時) (レス) id: 20d2710782 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - がんばって (2018年10月15日 2時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミコール | 作成日時：2018年8月8日 0時
