検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:39,711 hit

第1章 ページ17

すると、凛月がそれを聞き取り

「うわぁ〜、兄者の所為だよ〜?大丈夫〜あかね?」

と、零を横目で見ながら少し笑顔の混じった表情で私に言う。

いやぁー別に零の所為じゃないと思うんだけど……
まあ、面白そうだし乗ってみよ!


「大丈夫だよー!サイテー零!」
と、笑顔で言ってみた。
零は、首を傾げながら
「何やら、楽しんでないかのぉ?」
と聞いてくる。

「え?そんな訳ないよ!」
「そうそう」
それを、私と凛月で否定した。
少し楽しそうな凛月を見てから、零に何も言われないうちに

「私、着替えてこよ〜」
と、部屋に逃げる。
凛月が『えー?逃げないでよー』と、訴える声を聞き流して部屋の扉を閉めた。


ドアの外ではまだ何か続いているようだけど、まあほっとこう!

部屋にあるクーローゼットを開き、並んでいる服を選らぶ。
よーく見ると、私の好きな服ばかり並んでいる。

まあ、シンプルイズベスト!

大きめの白無地のTシャツにデニム地のショーパン。
それを光の速さで着る。

んー、着て思った。
このシャツ長いくない?大きすぎない!?
大きめってことは分かったけどここまでだった!?

ももくらいまである長さ。
もはや、短いワンピースだよ!?

まあ、いいか。
下に、ショーパンあるし。


とりあえず、このままで部屋を出る。
「おぉ。凄いね」


部屋を出た途端に見えたもの。

「凛月や、お兄ちゃんと一緒に寝ようではないかのぉ〜」
と、言いながらニコニコと両手を広げ凛月に近く零。
それを顔を引きつらせながら
「やめて、近づくな兄者」
と、後ずさりする凛月。
どんどん距離を詰める零。
「愛しの弟よ〜!そんなこと言わんでくれんか〜?」

「うざい。無理だから」
どんどん後ずさる凛月。


うん。私、半分は腐っているけど本当の腐り系女子では無いんだよ!?

美味しいけど、美味しいけども!
ごめん!今いらない!


出た途端、平和かと思ったらコレ!?
ごめん、タイミング。

脳内で狂いながら2人を見つめていると、

「あっ、あかね」
凛月と目があった。

名前呼ぶなよ……

「あかねも一緒に寝んかのう?」
零が笑顔でこっちを見てくる。
「えー、眠くないし。
やっぱり、いつも眠たい凛月君だよねぇ〜!
って、ことでばいばーい!」
凛月を売って逃げよう。
笑顔で手を振り、反対方向を向こうとする…………と、
「ちょっと、なんで?助けてよ」
凛月に助けを求められた。


助けられなくね?
負けるよ?

第1章→←第1章



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ももいちご。(プロフ) - 柊葉 美恋さん» いえいえ! 頑張ってください(^^♪ (2017年5月28日 23時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
柊葉 美恋(プロフ) - ももいちご。さん» 擬人法と情景ですね…ありがとうございます!お礼遅れてしまい申し訳ありませんでした!これからも頑張ります。 (2017年5月28日 22時) (レス) id: 9d30e55e48 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - 少しずつ入れていくといいのかもしれません。あと、擬人法もあったほうがより味のある小説になると思います!! このくらいのアドバイスしか出来ませんが、これからも更新頑張ってください(´˘`*) (2017年5月8日 22時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - イベント参加ありがとうございます! あんスタは友達が好きなので少しは分かりました! 面白かったです! 1つアドバイスさせていただくならば「情景」が物足りなかったかな…と。しかし入れすぎてもこの小説の雰囲気を壊してしまうので、 (2017年5月8日 22時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
柊葉 美恋(プロフ) - 日向サクさん» コメントありがとうございます!背後からギュは王道よね〜。期待に答えられるよう零が登場してくるところを増やして行きます!これからも宜しくお願い致します! (2016年10月19日 18時) (レス) id: 9d30e55e48 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:柊葉 美恋 | 作者ホームページ:(*/□\*)  
作成日時:2016年10月10日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。