アイドルやめて、俳優になりました３ (ページ15)

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縛られたくはないページ15

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side Daiki.S

中間「ーーなぁ、しげ」

朝からメンバーと一緒の仕事が続く今日

やたら淳太からの視線を感じて気持ち悪かった

重岡「なにぃ？」

中間「…ちょっと、ええ？」

重岡「ここじゃアカン？」

中間「おん」

自販機行こ、と楽屋の外に連れ出され

淳太と2人で静かな廊下を歩く

そして、誰もいない場所まで着くと

中間「…しげ、昨日何処におった？」

重岡「昨日？なんでぇ？」

中間「いや、俺友達と飲んでてさ。しげみたいな人みつけてん」

重岡「ほんまぁ？昨日やろ？」

どこやったっけ？と記憶を辿れば…

…え、俺を見た？

昨日はAと飯食いに行ってる日や…

重岡「場所は忘れた」

中間「…アイツと、おらんかった？」

"矢狩。ジャニーズ辞めて俳優やってる"

背中を冷や汗が伝った気がした

まさか、見られてたとは

中間「悪いこと言わんからさ、やめた方がえんちゃう？
今俺らいい時期やししげもドラマやってんねやろ？干されたりしたら…」

重岡「…誰にも言わんでな？お願いやから」

中間「言わん！言われへんよこんなん！！」

重岡「…気ぃ、付けててんけどな」

中間「マズイってしげ！上に知られたら」

重岡「アイツもおんなし事言うてた。俺が干されたら嫌やから気をつけようって」

中間「はぁ？」

重岡「…まぁ、わかった。話そんだけ？」

中間「……縁、切るん？」

重岡「どーやろなぁ？親友やと思ってるからさ、俺は」

"切りたくても切れないやろ？親友って"

難しい顔をした淳太にそう言い残して楽屋へと戻った

ようやく前みたいに戻れてんから

失ってたまるか、アイツを

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