妖精の尻尾の姫_1章【FAIRYTAIL】 (ページ9)

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妖精の尻尾の仲間入り① ページ9

『おじいちゃんの
　話が終わった事だし…

　そろそろ
　妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ)の、
　仲間になるための手続きしに行こっか!!』

「手続き?」

Aはそう言って、
ミラがいるカウンターへ
ルーシィを連れて行ったのだった。

「手続きって、
　腕試しみたいな事を
　しないといけないんですか…?

　ナツみたいな人を相手にするなら、
　あたし、勝てる自信がないんですけど…」

『そんな事しなくて大丈夫だよ!
　妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ)に入るなら、
　ギルドの紋章を入れないとね!!』

Aはそう言うと、
右手の甲に刻まれている
薄水色の妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ)の紋章を
ルーシィに見せた。

「好きな色と位置を決めてね」

「じゃあ色はピンクで!
　位置は…あたしもAさんと同じトコで!!」

「はーい!少しの間じっとしててね」

ミラがスタンプを押すと、
ルーシィの右手の甲に
妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ)の紋章が刻まれた。

「うわぁ…!!」

『これで今日からルーシィも
　妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ)の仲間だよ。
　改めてよろしくね!ルーシィ!!

　そうだ…
　敬語はいらないよ!
　もう私達は同じギルドの仲間であり、
　友達なんだから!!』

「うん…!よろしくね!!
　(憧れのAと、
　友達になれる日が来るなんて…)」

ルーシィが感激していると、
さっきまで全裸だったグレイがやってきた。

「A、隣良いか?」

『うん、大丈夫だよ!
　今はちゃんと服着てるみたいだね』

「しばらく説教は勘弁だからな」

『グレイってカッコ良いから、
　服着てないと勿体ないよ?』

「なっ!!?」

グレイの反応を見たAは、
何処か楽しそうだった。

『ルーシィにはまだ紹介してなかったね!
　この人はグレイ・フルバスター

　妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ)に入る前、
　同じ師匠の元で魔法を教わってたの!!

　グレイは私にとって兄弟子であり、
　幼馴染であり、相棒って感じかな?』

「へぇーそうなんだ!
　2人とも仲良さそうに見えるし、
　てっきり付き合ってるのかと思ってたわ」

「はぁっ!!?」

ルーシィがそう言うと、
グレイの頬が赤くなった。