謎の魔導士達�� ページ34
『エルザは
そんなに乱暴じゃないよ?
普段はカッコ良くて頼りになるのに、
甘い物と可愛い物に目が無いところが
すっごく可愛いんだよ!!』
エルザの話をするAは、
とても楽しそうにしていた。
『早くエルザに会いたいなぁ…』
「エルザは優しくねぇぞ!
優しいのはAだけだ!!」
『そんな事ないよ!
ナツがエルザを怒らせる事してるから、
怖いって印象ついてるんでしょ?』
Aとナツがそんなやり取りをしている中、
ルーシィはグレイとハッピーに質問した。
「ねぇAって、
エルザさんと特別仲良いの?」
「あぁ。
間違いなくギルドの中で、
エルザと1番仲良いのはAだな」
「エルザとAは親友なんだよ!」
「親友かぁ…良いなぁー
あたしもAと親友になりたい!!
でも、エルザさんの印象は
アンタ達が言ってた事より
Aの方が正しいんじゃないの?」
「いや…
オレ達の言ってる事は間違ってねぇぞ。
エルザなら山3個くらいは
いっぺんに吹っ飛ばせるからな…」
「3個は大袈裟だよ。2個くらいでどう?」
『でも、確かにエルザなら
山吹き飛ばすの出来なくはないんだよね…』
「一蹴りで山2つ吹き飛ばす女の人…
やっぱ怖いかも…」
『大丈夫だよ!
エルザを怒らせない限りは、
基本みんなに優しいから!!』
「とにかく早く帰んねぇと」
「ヤベェ!行こうぜ!!」
バンッ――
その時、
A達がいる場所で
大きな音を立てて爆発が起こった。
「けほっ…けほっ…」
「魔導士か!?
A、怪我ねぇか!!?」
『うん、でも…』
「ハッピー!!?」
「あい」
ハッピーは魔導士達に捕まってしまい、
丸焼きにされそうになっていた。
「へへ…久々のタンパク質だせ!」
「きのみにはもう飽き飽き」
「オニク!」
「美味そうだすなぁ…」
「悪リィな。オレ等の胃袋に入ってもらうぜ」
「待ちやがれ!」
「ハッピー!!」
『今助けるからね!』
「そいつはオレ等の仲間でな、
腹減ってるからって
食わせる訳いかねぇんだよ」
「お前ら魔導士だな?何処のギルドだ」
「関係ねぇ!やれ!!」
魔導士の1人が合図すると、
残りの4人の魔導士が
A達に襲いかかってきた。
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年3月11日 19時
