タイムリミット�� ページ34
『正直、
身体が震えるくらい怖いけど…
絶対にエーテリオンを止めてみせる!!』
「だけどよ、A。
オレは"一生のお願い"を
聞く気はねぇからな」
『グレイ、何で…』
「オレも行く。
A1人だけに、
みんなの命を背負わせねぇよ」
そう言ったグレイの目には迷いがなかった。
『うん、必ず私達で止めよう』
「よし、決まりだな」
グレイはそう言って、
シモンの方に振り返った。
「そういう訳だ。
ナツ達の事を頼んだぜ」
「バ、バカな…何故そこまで…」
『私はみんなを助けたい!
そのためだったら、
何でもするつもりです!!』
「そうか…
本当にエーテリオンを
止められるとは思えないが、
お前達に任せる。
だが、
ジェラールとエルザの決着には
火竜(ｻﾗﾏﾝﾀﾞｰ)の力が必要だ」
『ナツの…』
「オレは火竜(ｻﾗﾏﾝﾀﾞｰ)を連れて、
最上階を目指す。
今は気絶しているが、
そのうち目を覚ますだろう」
『分かりました』
Aは気絶しているナツを見つめた後、
来た道を走って引き返し始めた。
『グレイ!私についてきて!!』
「言われなくても分かってるっての!!」
Aは正義感が人一番強く、仲間思いで、
自分を犠牲にしてでも守ろうとする大バカだ。
けれどオレは、
そんなAが好きだ。
「(絶対にお前を死なせてたまるか…)」
グレイはそう思いながら、
時より頼もしく見える
Aの背中を夢中で追いかけた。
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ゆき(プロフ) - ランドさん» ランドさん初めまして！そう言って頂けて本当に嬉しいです！！これからも温かく見守って下さると嬉しいです(^^) (5月20日 20時) (
レス) id: af9c55662b (このIDを非表示/違反報告)
ランド(プロフ) - いつも楽しみにしていて続きが気になります！これからも頑張ってください！応援してます！ (5月19日 13時) (レス) id: fd6767c807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年5月7日 4時
