ジャンヌ・ダルク�� ページ3
「エルザ…」
「らしくねぇな、エルザさんよぉ。
いつもみてーに四の五の言わず、
ついてこいって言えば良いじゃんよ。
オレ達は力を貸す。
お前にだって、
たまには怖ぇと思う時があっても
良いじゃねぇか」
それを聞いたエルザは、
左目に涙を浮かべながら
グレイ達の方へ振り返った。
「「!!」」
「うっ」
グレイは頬を赤らめながら戸惑い、
ルーシィとジュビアは初めて見る
エルザの涙に言葉を失っていた。
「すまない。
この戦い…勝とうが負けようが、
私は表の世界から姿を消す事になる…」
「えっ!?」
「どういう事だ!?」
「これは抗う事の出来ない未来…
だから私が存在している内に、
全てを話しておこう」
エルザは意味深な微笑みを浮かべると、
楽園の塔に関する事を説明し始めた。
「この塔の名は"楽園の塔"。
別名"Rシステム"…
10年以上前だ。
黒魔術を信仰する魔法教団が、
"死者を蘇らす魔法"の塔を
建設しようとしていた」
「死者を蘇らせる!?」
「政府も魔法評議会も
非公認の建設だったため、
各地から攫って来た人々を
この塔の建設にあたらせた。
幼かった私も、
ここで働かされていた1人だった」
「「えっ!?」」
エルザにそんな過去があった事を知らなかった
グレイとルーシィは驚愕していた。
「ジェラールとはその時知り合った」
エルザは一息吐くと、
8年前に起こった出来事を
グレイ達に語り始めたのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき(プロフ) - ランドさん» ランドさん初めまして！そう言って頂けて本当に嬉しいです！！これからも温かく見守って下さると嬉しいです(^^) (5月20日 20時) (
レス) id: af9c55662b (このIDを非表示/違反報告)
ランド(プロフ) - いつも楽しみにしていて続きが気になります！これからも頑張ってください！応援してます！ (5月19日 13時) (レス) id: fd6767c807 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき | 作成日時：2023年5月7日 4時
