FIND THE WAY�� ページ17
「何が真実なんだ!?
オレは何を…
信じれば良いんだ!!?」
ずっと信じてきたものが
全て嘘だった事を知ったショウは、
ジェラールに裏切られた悲しみに暮れていた。
そんなショウの目の前に、
エルザは蹲み込んだ。
「今すぐに全てを
受け入れるのは難しいだろう。
だが…これだけは言わせてくれ。
私は8年間、
お前達の事を
忘れた事は一度もない」
エルザはそう言うと、
泣き喚くショウを優しく抱き締めた。
「何も出来なかった。
私はとても弱くて…
すまなかった…」
「だが、今なら出来る。そうだろ?」
シモンがそう言うと、
エルザは真剣な表情で頷いた。
「ずっとこの時を待っていたんだ。
強大な魔導士がここに集うこの時を…」
「強大な魔導士?
あたしも含まれてるのかしら…?」
「ジェラールと戦うんだ。
オレ達全員の力を合わせて」
その言葉を聞いていたショウの顔は、
憎しみに染まっていた。
「まずは火竜(ｻﾗﾏﾝﾀﾞｰ)が、
ウォーリー達と激突するのを防がねば。
ジェラールと戦うには、
あの2人の力が絶対に必要なのだ。
火竜(ｻﾗﾏﾝﾀﾞｰ)のナツと妖精姫のAだ」
「Aの力もだと!?」
「そういえば、
貴方はAと
一緒じゃなかったんですか?」
「さっきまで一緒だったが、
Aには事情を説明して
大事な役割を任せてきた」
「大事な役割って…?」
「ジェラールに接触して、
真の企みを阻止する役割だ」
「何でそんな危険な事を、
A1人にさせてんだよ!!」
「ちょっと!グレイ!!」
グレイは怒号を上げた後、
シモンの胸倉を掴んだ。
「すまない。
だがAの行動次第で、
オレ達の状況が良い方向に
変わる事は確かなんだ」
「ちっ」
焦燥感に駆られたグレイは、
思わず舌打ちをしたのだった。
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ゆき(プロフ) - ランドさん» ランドさん初めまして！そう言って頂けて本当に嬉しいです！！これからも温かく見守って下さると嬉しいです(^^) (5月20日 20時) (
レス) id: af9c55662b (このIDを非表示/違反報告)
ランド(プロフ) - いつも楽しみにしていて続きが気になります！これからも頑張ってください！応援してます！ (5月19日 13時) (レス) id: fd6767c807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年5月7日 4時
