FIND THE WAY�� ページ16
「待ってください!グレイ様!!
あの方はあの時、
グレイ様が身代わりと知ってて
攻撃したんですよ」
「何!?」
「暗闇の術者が、
辺りを見えていない訳がないんです。
ジュビアがここに来たのは、
その真意を確かめるためでもあったんです」
「けど、
コイツはAを!!」
「流石は噂に名高い、
ファントムのエレメント4。
オレは最初から誰も殺す気はなかった」
するとシモンは、
ジュビアに賞賛の言葉を
送ったのだった。
「ショウ達の目を欺くために、
お前達を気絶させるつもりだったが…
氷ならもっと派手に、
死体を演出出来ると思ったんだ。
だが流石に、
エルザと妖精姫…いや、Aを
連れて行かなければバレてしまう。
その件は本当に悪かった」
「僕達の目を欺く…だと!?」
シモンの言葉に、
思わずショウは驚愕の声を上げた。
「お前もウォーリーもミリアーナも、
みんな…ジェラールに騙されているんだ。
機が熟すまで、
オレも騙されているフリをしていた」
「シモン…お前…」
エルザがシモンの名前を呟くと、
シモンは照れ臭そうにしながら
人差し指で頬を掻いていた。
「オレは初めから、
エルザを信じてる。
8年間ずっとな…」
それを聞いたエルザは、
左目に涙を浮かべながら
口元を緩ませた。
「会えて嬉しいよ、エルザ。心から」
「シモン…」
エルザとシモンは
再会を喜ぶかの様に、
互いを抱き締め合った。
「何でみんな…
そこまで姉さんを信じられる…
何で僕は…姉さんを…
信じられなかったんだ」
ショウは悔やむ様にそう言うと、
その場に膝を付いて泣き崩れたのだった。
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ゆき(プロフ) - ランドさん» ランドさん初めまして！そう言って頂けて本当に嬉しいです！！これからも温かく見守って下さると嬉しいです(^^) (5月20日 20時) (
レス) id: af9c55662b (このIDを非表示/違反報告)
ランド(プロフ) - いつも楽しみにしていて続きが気になります！これからも頑張ってください！応援してます！ (5月19日 13時) (レス) id: fd6767c807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年5月7日 4時
