幸せのおすそ分け２２【あんスタ】 (ページ45)

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1095話ページ45

✩

｢凄かった～！！さすが妖精さん！全然おどおどした感じが伝わってきませんでした！｣

｢彼を見つけられるとは、俺も良い収穫ができたぞお…♪｣

｢あんまり世話を焼きすぎるなよ～？｣

世話を焼く？

言い方に違和感を感じたけど、あえて深くまで聞かなかった

｢それじゃあ、私はこっちなので｣

｢そっかそっか！またな子ヒツジちゃん～♪｣

｢子ヒツジとはまた可愛いあだ名だなあ…♪｣

｢…はい！もうそれで良いです！またどこかで～！｣

名前を覚えてない訳じゃないんだろうけど、なかなか呼んでくれないよね…

あれ何？嫌がらせ？

私そんなに嫌われてたってこと？

｢～♪｣

｢…？｣

月永さんたちと別れてから、電話がかかってきた

こんな番号知らないけど…

…あっ！？

私は慌てて路地裏に入った

｢もしもし！｣

『きゃはは！知らねェ番号にすぐ出るなよ…♪』

｢やっぱり！ふふん、今日の私は絶好調ですね…♪｣

想像してた通り、燐音さんだった

私の直感は正しかった…♪

『まァいいや、本題入るぞ』

｢は、はい！｣

『アイドルロワイヤルっていうライブを開催するつもりなんだけど、Crazy:Bと舞台に立ってみねェか？』

｢立ちます！！」

『きゃはは！決めるのはやっ♪』

盂蘭盆会の直後だったのもあって、私はいつも以上に上機嫌だった

実を言うと、UNDEADを打ち負かしたあのライブ以来私はCrazy:Bのファンになっていた

｢…あっ｣

『用事でも思い出したのかァ？』

｢…い、いえ。ちょっと舞台に立つの、怖いな～なんて♪｣

舞台に立つのが怖いと思ったけど

でもアイドルとしては、この上なく嬉しいことだよね