幸せのおすそ分け２２【あんスタ】 (ページ36)

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1086話ページ36

✩

｢A先輩、ありがとうございました～！｣

｢ふふっ、どういたしまして…♪｣

あの後はしっかり寝たから、今日の私はそこそこ元気～♪

今日は溜まってるお仕事を片付けながら皆のサポートをしないと

私が頭の中で考え事をしてた時だった

｢ちやほやされて、見ててうざいよね｣ﾎﾞｿｯ

｢親のすねかじってるだけでしょ｣ﾎﾞｿｯ

｢そうそう…♪｣

｢…｣

やっぱり、私のことが好きじゃない人もいっぱいいるんだろうな

分かってたけど、ちょっと辛かった

｢あ～ごめ～ん、手が滑っちゃった～♪｣

｢きゃあっ！な、何よあんた！…ひっ！？｣

｢天城燐音じゃん…！逃げよ！｣

｢ぎゃはは！人の顔見て逃げるとか、どんな教育受けてんだよ。悪口は本人に言いまちょうね～♪｣

燐音さんがパチンコ玉を落とすと、綺麗にその人はすっ転んでしまった

す、凄い…

私が関心してると、燐音さんは何も言わずに立ち去ろうとするから慌てて引き止めた

｢あの、ありが…！｣

｢あ～あ～聞こえねェ～！俺っち耳遠いから何も聞えねェわ！｣

｢うぐっ…｣

｢きゃははっ♪｣

絶対に私のことを認識してるはずなのに、目すら合わせてくれない

く、悔しい…！

私は、あの人の眼中に無いのかな…

少し落ち込んでると、周りからひそひそ話が聞こえてきた

｢あいつ何がしたいんだよ…｣

｢機嫌が悪かったんじゃねぇか？｣

｢それであんな事するとか、まじ怖ぇ…｣

違うのに…

燐音さんは陰口が気に入らなかっただけなのに