1082話 ページ32
✩
｢あれ？また会った〜！｣
｢Aさんも楽器弾けるんですね｣
｢さっきぶりですね！｣
到着すると、2winkの二人が椅子に座っていた
あっ、お菓子おいしそう…
｢これ食べますか〜？｣
｢ありがとうございます！…んぐっ！？｣
｢あはは！いいリアクションですね…♪｣
｢お水どうぞ〜♪｣
｢…ぷはっ！か、辛いです！！何ですかこれ！？｣
よく見ると、中身が真っ赤な色をしてる
可愛い見た目に騙された…！
私がお水をごくごく飲んでると、後ろから扉の開く音がした
｢ふぁ、あふ…何やってんの？｣
｢凛月だ〜！｣
｢凛月先輩、引き受けてくれるんですね！やった〜♪｣
｢朔間先輩も喜ぶだろうな〜♪｣
そういえば、れいちゃんがまだ来てない
凛月はれいちゃんの名前を聞くと、あからさまに嫌な顔をしながら言った
｢あぁ、さっき目が合ったから数秒後に来るよ｣
｢待っておくれりちゅ〜♪…おや、Aもいるのか｣
｢テンションの差激しくない！？｣
私が驚くと、れいちゃんは喉を鳴らして笑っていた
もう、からかわないでよ…
れいちゃんは楽しそうな声のまま、全員を見渡して言った
｢あとは二人じゃのう。それまでもう少し待っていておくれ…♪｣
｢あ、あのされいちゃん…｣
｢A｣
｢な、なぁに？｣
凛月を壁にしてた私の目の前まで、れいちゃんは近づいてくると足を止めた
｢別に取って食おうとしておらんのじゃから、そう逃げないでおくれ。あれは最終手段じゃよ｣
｢分かっ…最終手段！？｣
｢今は大丈夫だから安心せい…♪｣
｢できないよ！！｣
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年3月15日 6時
