1080話 ページ30
✩
｢…？｣
ホールハンズに何か着てる…
確認すると、どうやらALKALOIDが今日のライブを絶賛してくれていた
あはは、ひと言ずつ書いていったからなのか、言葉がぐちゃぐちゃになってる…♪
｢ふふっ…♪｣
ALKALOIDも、もうじきライブをするんだとか
晴れ舞台をぜひ見に来て欲しいと書かれていた
｢…Aちゃん｣
｢ひゃああぁい！？｣
｢…驚かせてしまったかな。ごめんね｣
｢あっ、ううん…その…うん！びっくりした！｣
さっき捕まったのもあって、後ろから声が聞こえた瞬間拒絶反応が出てしまった
よくない、相手はアイドルなのに…
むしろ話しかけられて喜ぶべきなのに〜…
｢…ん？｣
｢所長〜！俺たちに面白い仕事ちょうだい！バラエティ番組希望！｣
｢意地悪ですね〜…所長って言われるの慣れてないんですからね？｣
｢あはは、急に呼び方を変えられると困っちゃいますよね｣
｢そうなんです！さすがゆうたさん！｣
乱凪砂さんのほうを見ると、2winkの二人が後ろにいた
なんか…小人みたいで可愛い
｢それで、何か余ってたりしない？｣
｢あっ、ええと…確かあったはずですよ。そこそこ有名な番組だから参加人数が限られてくるんですけど｣
｢｢おおぉ〜！｣｣
｢2winkの実力なら、余裕で参加できると思います…♪｣
そう言うと、二人はとっても喜んでくれていた
ふふっ、可愛いなぁ
私が和んでると、二人は急に乱凪砂さんを押し出した
んん？
｢乱先輩もほら！ご相談あるんでしたよね？｣
｢そうなの？なになに〜？｣
｢…｣
あの乱凪砂さんが押し黙るなんて…
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年3月15日 6時
