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1066話 ページ16
✩
｢お邪魔しま〜す！｣
｢あら！Aちゃんじゃない！久しぶりね〜♪｣
｢お久しぶりですね！凛月いますか〜？｣
｢いつの間に凛月って呼ぶようになってたの！？｣
そういえば知らなかったんだっけ…
あはは、すっごい驚いてる
私も未だに慣れないけど、最初よりかは言えるようになってきたかも？
｢ふふっ、あの子なりに将来を考えてるのね…♪｣
｢えへへ…♪｣
凛月の部屋に行くと、相変わらずすやすや居眠りしてた
なんかこの感じ久しぶりだな〜♪
｢ふふっ…♪｣
｢…｣
｢うわっ！？｣
凛月の近くで寝顔を眺めてると、急に腕を引っ張ってきた
あはは…これも懐かしい
いつもなら叫んで｢起きて！｣って言ってたかもしれないけど、今日は一日オフだしね
私は心が広いから許してあげよう…♪
｢すぅ…んん、A…｣
｢ふふっ、りっちゃんの大好きなAだよ〜♪｣
｢…すぅ｣
このままだと夜までこうなりそうだし、プール行く約束したからね
可哀想だけどそろそろ起こさないと
とりあえずカーテンを開けようと思って、私がベッドから降りようとすると引っ張られた
｢お兄ちゃん、いかない、で…｣
｢…｣
｢……ごめん、忘れて｣
珍しく凛月が顔を真っ赤にして、私にお願いしてきた
り、りっちゃん…！！
｢可愛い〜♪｣
｢Aのこと嫌いになるよ？｣
｢なれない癖に〜♪…ひっ！？｣
｢…｣
｢ご、ごめんなさい…？｣
押し倒されたけど、顔が赤いから可愛くて仕方ない…
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年3月15日 6時
