749話 ページ49
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「一緒に入ってたらしいリングも付けて〜」
「わあぁ…!」
たまたま廊下ですれ違ったあんずちゃんに着物の着付けを手伝ってもらった
「すごい!ありがとうあんずちゃん!」
「…」
「あんずちゃん?」
「…へ?あ、ごめんね!つい見とれちゃった♪」
確かになんか凄い着物!
…私の語彙力低すぎない?
「まるで神さまみたい…神々しいオーラを感じるもん」
「あはは!大袈裟だよ〜♪」
「Aちゃんは本当に天使だと思います」
「そんな真顔で言う!?」
「すっごい気になる!前世は絶対天使だよ!それしか有り得ない!!」
それは、私もちょっと気になる…
別に前世なんか知ったところで、今と関係ないのは分かってる
けど…どうしても気になる
悪魔でも、ただの市民でもいい
「私も知りたい…」
「だよね!Aちゃんがいつかそういう仕事に出られる日が待ち遠しいな〜♪」
「え?仕事?」
「よくあるでしょ!有名人が催眠術にかけられたり、手相を占ってもらったりするの!」
「…!!」
私はあんずちゃんの手をがっしり掴んだ
「きゃっ!?」
「それだよあんずちゃん!!!」
「へ?な、なに?」
「なんで私今まで思いつかなかったんだろう!そうだった私アイドルだった!!」
私アイドルになったのに、今までそういう番組見てきたはずなのに!
私は笑顔であんずちゃんに言った
「教えてくれてありがとう!あんずちゃんっ♪」
「…ふふっ、どういたしまして!」
これなら、私のもやもやが解決する…!
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赤月 音(プロフ) - ミズキさん» 嬉しいです!かなり長編ですが、最後までお付き合いください!! (2021年12月27日 19時) (レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 面白いです♪こんなに長く書けるなんて尊敬しかない!! (2021年12月27日 12時) (レス) id: 5cf73cb0ec (このIDを非表示/違反報告)
赤月 音(プロフ) - 碧生さん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2021年3月1日 15時) (レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです!!これからも応援してます! (2021年2月28日 10時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年2月24日 7時