幸せのおすそ分け１０【あんスタ】 (ページ15)

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465話ページ15

✩

｢なぁ。おまえ何なんだ？｣

｢へ…？｣

｢何がしたいんだ。おれには全く分からん｣

怒ってる…？

ロマンもクソもないあつあげドンをされてると、今度は顎クイをされた

全っ然嬉しくない…←

怖いよぉ…めちゃくちゃ睨まれてるよぉ…

｢おれのKnightsを汚すな｣

｢…汚してません！ライバルになりたいだけです！｣

｢好きなユニットなんだろ。お姫様なら優しくエスコートしてあげたのに、おまえは何故か敵になろうとする。おまえのやってることはまるで分からん｣

｢…｣

確かにそうだ

私はりっちゃんや瀬名泉さんが大好きで、そこから鳴上さんや朱桜さんも好きになって…

それだけ聞いたら私は意味不明だろうな

｢約束したんです。親友とアイドルになるって｣

｢だから何だ？｣

｢私は親友と一緒にアイドルのトップを目指すつもりでいます。…でも、私が大好きな人達はいつまでも尊敬してたいんです｣

好きだけど、譲れないから

だからせめて…

｢傷つけあうんじゃなくて、競い合えるような仲になれたら…それって凄く幸せなことだと思うんです♪｣

｢…｣

｢私は自分より誰かを優先するタイプなので。誰かが傷つくのを見るのは、耐えられないんです…｣

自分で笑ってしまう

私の世界は、私が中心じゃないんだな～って

だから薄っぺらいんだと思う

自分から好んで空気になりたがるから