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359話 ページ9
✩
｢それ何の勉強〜？｣
｢えっとね〜、数学だよ｣
普通に後ろからひょこって顔を出してきたけど、これシンプルに不法侵入だよね
なんか完全に慣れちゃったけど…
りっちゃんはベッドに寝転がると、自分のスマホをぽちぽちし始めた
｢見てみて｣
｢んん？｣
｢この前の実写、俺もAも好評価〜♪｣
｢おぉ、ほんとだ！｣
手が白くて羨ましいとか、りっちゃんは指が長くて綺麗とか言われてる
なんか…嬉しい！
｢こういうの見ると、すっごく嬉しいね…♪｣
｢ね〜。おっ、美男美女カップルだってさ。ふふん、こいつ分かってるねぇ｣
｢あはは…美女とか言われたことないけど｣
｢それじゃあ美少女？｣
｢一気に胡散臭さが増したね！？｣
課題を終わらせると、私はスマホを触った
…あった。これだ
私はオリジナル曲を必死に自分の頭に叩き込むことに専念した
はぁ、ドリフェスとかやったことないし怖い
負けたら悲しいし、でも勝つと申し訳ないし…
｢…ねぇA｣
｢んん〜？｣
｢気分転換に今度、一緒にショッピングモール行かない？ま〜くんも誘ってさ…♪｣
｢良いね〜！あっ、でもま〜くん忙しいかな？私今度何か手伝えることないか聞いてみるね…♪｣
｢俺も何か手伝おっかな〜｣
私がそんなに重たい空気を醸し出してたのか、りっちゃんはそんな提案をしてくれた
ちょっと楽しみだな…♪
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月27日 18時
