幸せのおすそ分け８【あんスタ】 (ページ48)

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398話ページ48

✩

｢あ！いたいた！｣

｢あっ！昨日はごめんね…！｣

｢そんなの全然気にしてないよ～！それより、仁兎先輩がAに用事があるんだってさ！｣

｢私に？｣

そう言うと、後ろにいた仁兎先輩…が、前に出てきた

可愛いユニット衣装を着てる…

｢自己紹介はまだだったよな。おれは仁兎なずな！三年生で、放送委員とテニス部の部長をしてる｣

｢す、凄い…！｣

｢ふふん…♪それで、突然だけどAに頼みがある！｣

｢…？良いですよ…♪｣

｢答えるの早いなっ！？せめて内容ぐらいは聞けよ…｣

この人が優しい人なのは知ってたし、悪い企みを考えてる顔には見えなかったし

それにしても、何の頼みかな

今着てるユニット衣装っぽいのも可愛いし、共演とか？

｢今度のライブに、Ra*bitsと共演してほしいんだ！｣

｢はい！是非お願いします…♪｣

｢ありがとな！A…んにゃっ！？｣

｢良かったな～♪俺そのライブ絶対観に行くよ！｣

｢こらスバルちん！おりぇの頭をにゃでるな！！｣

あっ、超可愛い…♪

｢えっと…やっぱり可愛い路線ですか？｣

｢そうだな。この前のライブ観てたけど、おれと同じで可愛いって言われるのは好きじゃない感じか？｣

｢…！可愛いって言ってもらえるのは嬉しいんですけど、ただ可愛いだけだと飽きれられそうで…｣

私が一人でいた時に、｢Aちゃんってただ可愛いだけだよね｣ってのを聞いてから

なんか怖くなっちゃってるのかも

指輪の鳥に目がいった

可愛いは正義なのに…勿体ないことしてるなぁ