397話 ページ47
✩
｢今日も学校に行くのか？｣
｢うん…ふぁ、あふ。毎日鍛えないと力つかないし…｣
｢休日なのにこんな朝から忙しいね〜｣
あぁ、姫ちゃん…殿ちゃん…
私がちょっと悲しい気持ちでみんなにお別れをしようとすると、姫ちゃんが私の肩に乗ってきた
｢姫ちゃん〜！！会えなくても大好きだからね！元気にしておくんだよ！｣
｢姫ちゃん殿ちゃんが、行ってらっしゃ〜い♪だって｣
｢可愛しゅぎ〜！！！行ってきまあぁ〜す！！｣
｢うるさっ｣
それから私はレッスン室に向かった
誰もいなかったら、そこでぱぱっと着替えちゃお〜♪
そんな事を思いながら扉を開くと、誰かが倒れていた
｢びゃっ…！？｣
｢あ、A来た〜♪｣
｢な、なんでこんなとこで寝てるの…｣
｢昨日Aがここに来るって言ってたから、朝が苦手な俺は夜から待機してました…♪｣
｢気持ちは嬉しいけど、首寝違えるよ〜？｣
｢首痛いよ〜。A膝枕…｣
｢しない！｣
私は太ももが本っ当に大の苦手
頭乗せられたら秒で蹴落とす自信しかない
｢りっちゃん目〜瞑ってて。私今からちょっと着替えるから｣
｢はぁ〜い…すぅ…｣
｢相変わらず寝るの早いなぁ〜♪｣
私も早く着替えて練習しよ
りっちゃんに言われてからLI〇E見たけど、明日は家族でちょっと遠出するらしいし
何でも私にご褒美をあげたいだとか
ふふっ、何だかんだ言っていつも応援してくれるよね…♪
｢よし！もっとこの曲を大勢の人に聴かせてみせるんだ！！｣
｢ふふっ、Aの身体綺麗だった…♪｣
｢薄々気づいてたからね｣
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月27日 18時
