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367話 ページ17
✩
｢何でそんなに盛り上がってたんだ？｣
｢え？ま、まぁ…恋バナ！｣
｢あはは、あの人好きだもんな〜｣
りっちゃんママに｢これからも凛月をよろしくね｣って言われたんだけど
なんか含みのある表現っていうか、なんか結婚を前提にして言ってるような感じっていうか…
｢なんか…う〜ん｣
｢…？｣
別に結婚するのがゴールって訳でもないだろうし、高校生のくせに生意気だって思われそうだし…
でも、実際りっちゃんはどう思ってるんだろう
ちょっと気になる…
｢お〜い凛月〜、着いたぞ〜｣
｢んん…着くの早いね…｣
｢そりゃ寝てたからね〜｣
｢せめて店の中ぐらいは歩いてくれよ｣
｢ん…｣
そういえば、りっちゃんが何か提案するって最近割と多いような…
あれ？前から多かった気もする
ゲーム実況用のゲーム見つけてくれたり、新しい企画とか考えてくれたりしてたし
意外と積極的なとこあるような…？
｢どこ行く？｣
｢俺ね、Aの心が読めるの…ふぁ、あふ｣
｢は、はぁ…Aは何て言ってるんだ？｣
｢二階の電器屋さんに行きたいって言ってる｣
｢すごっ！よく分かったね！？｣
電化製品を見るのすきだから、ちょこ〜っと覗きたいっていうか…
電化製品って見てるだけでわくわくしちゃうよね！
｢それじゃあ行くか。エスカレーターは…あそこだな｣
｢A前おいで。見失いそう｣
｢…ちっちゃすぎて？｣
｢俺の配慮で言わなかったのに〜｣
｢ぐぬぬ…｣
降りる時は絶対見下してやるんだから…！
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月27日 18時
