今すぐ帰ってください ページ7
｢なんで来たの｣
｢心配だったからな…♪｣
｢…｣
｢ドアを閉めようとするな！せめてプリンとジュースだけでも受け取ってくれ！｣
休日だから、家でゆっくり寝ていたかったのに…
それにしても、どうしよう
今日は外に出ないつもりだったから、パジャマのまま玄関に来た
｢着替えるからリビングで待ってて｣
｢あっ、そのままで良いぞ！今日はAの体調を全力で回復させるために来たたけだからな！｣
｢なら今すぐ帰ってください｣
｢意外と冷たいな！？｣
自分から風邪をもらいに来てどうすんの…
それに、さすがの私も男の子と二人で家にいたくない
大丈夫だと思うけど…もし真緒が、れいちゃんがされたような事をしてきたら悲しくなる
｢両親はいないのか？｣
｢出かけてる。多分夜まで帰ってこないと思う｣
｢そっか…｣
｢それより、本当に風邪移るから帰って。気持ちだけありがたく受け取るから｣
｢大丈夫だ！それに一人なら、尚更誰かいたほうがいいだろ｣
だからさっさと帰れよ←
…あ、そっか
真緒は私のこと好きだから、普通に心配してくれてるだけなのか
｢昔からこうだから慣れてる。一人でも平気だよ｣
｢なら、俺が昼飯作るからそれまでAは寝てていいぞ〜♪あれなら出直してくるけど｣
｢人の話聞いてる？はぁ…リビングに居て良いから｣
頭も痛いし、眠いから早く寝たい
だから真緒…お願い
｢〜♪〜♪…あ、これ家に同じの持ってる！｣
｢…｣
早く家から出て行って…
｢こ、これ…もしかして昔のれいか！？｣
｢え？…なに勝手に見てんの！？｣
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2020年3月9日 13時
