緊張して ページ9
「へ〜、最近仲良いんだ?」
「それで、Trickstarのプロデュースを頼んだんだね」
「Aさん…だったな。プロデュースの経験はあるのか?」
「ありません」
真緒の知り合いなら、いい人たちなんだろうけど…
でも、ちょっと緊張するなぁ
「全員同い年だから、敬語じゃなくて良いぞ」
「分かった」
「衣更くんに懐いてるね〜。小動物みたいで可愛い♪」
れいちゃんが言ってた
男の言う可愛いは大抵無視していいって←
「えっと…ごめんね?」
「それより始めるぞ。着替えるから、ちょっとここで待っててくれるか?」
「うん」
しばらく廊下で待ってるあいだ、れいちゃんからLIMEが着てないかチェックした
…またか
「お待たせ〜!…A?」
「なんでもないよ。お邪魔します」
「あんずがもうちょっとで来るらしいから、ちょっと待っててね〜!俺明星スバル!よろしく〜♪」
「よろしく。明星さん」
あんずちゃんって、もう一人の女の子だよね
私とは正反対で、みんなの愛されキャラっていうイメージがある
プロデュースもその子がひとりでやってくれてるみたいだし、会ったらお説教されるかな
…優しいらしいからそんなことしないか
「Aさんだよね。私はあんず、よろしくね」
「うん。よろしく」
「女の子同士、仲良くしようね…♪」
「そうだね」
うまく笑えてるか心配だな
せめて、嘘でもいいから笑わないと
まっすぐなれいちゃんには、怒られるかもしれないけど
「う〜ん…」
「?」
「Aさん…いいやAちゃん!女子会を開こう!」
「…ん?」
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2020年1月27日 17時