ストーカーって実は優しかったりせん? ページ28
「あんず先輩、どうですか」
「少し変えたほうが良いかもだけど…うん、良いと思うよ。まずは実践に慣れていかないとね」
「ありがとうございます」
ひなたくんにもらったエナジードリンクのおかげで、ちょっとだけ目がしゃきっとした
「ねぇAちゃん、良かったらこれからガーデンテラスでお茶しない?」
「すみません。予定があるので」
「そっか…また誘うね♪」
「ありがとうございます」
これからバイトに向かわないと
私はあんず先輩に頭を下げると、すぐに学校を出た
今日は給料日だから、いつもより少しるんるん気分で向かう
「プロデュース科のAさん…ですか?」
「え?はい、そうですけど…」
「あの!好きです!付き合ってください!」
「…へ?」
誰、この人
いきなり知らない人に告白されてもなぁ…
どうしよう
「えっと…すみません、私あなたのことよく知らないので」
「俺は知ってるから大丈夫です!」
舐めてんのかこいつ←
「これからバイトに向かうんですよね?」
「…!」
「それからスーパーでしなしなになった半額の野菜を買って帰るんですよね。ほら!当たってますよね?」
ほ、本当に見てたんだ
流石にちょっと怖いかも…
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2019年4月25日 23時