神さまの気まぐれ陸【あんスタ】 (ページ4)

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立派な青春の絵面ページ4

｢チョ〜眠い…｣

｢ちょ〜つかれたぁ…｣

｢超めんどいんだけど〜｣

瀬名くんがハリセンで思いっきり叩いては、身悶えしてる羽風くんを見下ろしている

Sっ気の強いお嬢様ですらビビるとは…

｢ひえっ…今のちょ〜…ごほん！すごく、痛そう…｣

｢せ、せなっち…そのハリセンに何入れたらそうなんの…！｣

｢愛情｣

｢｢だとしたら重すぎる…！！！｣｣

普段あの4人で馬鹿なことをしているイメージだが、意外にも彼は優秀だな

確かに授業はしっかり聞いているし

…それはお嬢様たちにも言えるはずなんだが

｢よし。とりあえず今日の分は完成した｣

｢｢見せてください守沢様！！！！｣｣

｢守沢、あんた絶対見せちゃ駄目だからねぇ。特にA｣

｢なんで！！？｣

｢あんたがこれの元凶でしょうが！！｣

大量の紙に全員胃と精神をやられながら、必死に問題を解いている

…時間だけを見なければ、立派な青春の絵面だな

｢やだやだやだぁ〜！こんなのが一週間も続くとかだめー！！私を襲おうとするえっちい人が絶対出てくるよ！？良いの！？｣

｢別に良いんじゃない？｣

｢何が良いの！？良くないよ！助けてよ！？｣

｢ふぁ、あふ…夜なのにテンション高いな。羨ましい｣

あぁ、だから静かだったのか

守沢くんは眼鏡を取ると、力を使い果たしたように机に突っ伏した

確かに今は夜中の1時だからな

｢おっとと…ちょっと千秋くん寝かしてくるね｣

｢こいつは何でよりにもよってAにもたれかかってんの…！まったく、30秒で帰ってくるんだよ｣

｢ドーラより心が狭い…！？｣

｢10秒ぐらい変わんないでしょ｣

｢変わるよ…！朝の1秒ぐらいすっごく変わるよ…！！｣

…ジブリか