レポート14・おバカさん ページ14
凛月side
「…ぶっ」
「性格わる〜…」
「あははは!もう、笑い止まんない…♪んふふ♪」
家に着いた瞬間、俺はそれはもう盛大に吹き出した
ま〜くんとナッちゃんのびっくりした顔…♪
「はぁ〜、皆してほんとお馬鹿さんだよね。まさか、俺が盗聴器やら尾行やらに気づかないわけないでしょ♪」
「…」
「むすっとしちゃってどうしたの、癒し系彼女ちゃん?」
「そういう悪い凛月くんは嫌いです!」
人を小馬鹿にしてると、決まってAは不機嫌になる
良い教育されすぎじゃない?
って、いつも思っちゃう
「ねぇA、明日誕生日でしょ。ちょっと早いけどあげる」
「え?」
「明日は仕事で家に帰れそうにないからねぇ」
「で、でもこれ、高かったんじゃ…」
「俺を誰だと思ってるの?Knightsにはこんなの安いから…♪」
俺もさすがに、ま〜くんをからかう為だけにネックレスを買ったりしないんだけど
もっと高いものを沢山持ってるはずなのに、Aはこんな数万円のネックレスで大喜びしてくれた
「Aには安物に見えるかもだけど、許してくれる?」
「全くそんなことないよ!ありがとう…♪」
「…それじゃあ」
「え?うわっ!?」
手を引っ張ると、簡単にAは俺にくっついた
今まで男の子に触られたことないんだろうな
凄く真っ赤になってる
「もうひとつ、プレゼント…♪」
「え、あ…っ」
「…なんてね♪」
「〜〜!凛月くんのおバカ!!」
「あはは、びっくりしちゃった?」
ほんと、ま〜くんたちもAもおバカさんだなぁ
何にも分かってない
「わ、分かってるよ!凛月くんは年上のお姉さんが好きってことぐらい!」
「それ覚えてたんだ」
「う、うん…」
茶化してただけなのに、本気にしちゃって…♪
「俺、別にAのことを好きじゃないなんて、一度も言ってないからね」
「むっ…ありがとね!もう!」
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りっちゃん
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2022年3月8日 8時