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尾狐「《お前、妖怪好き?》」
その言葉は、昔尾狐くんに聞かれた言葉。
小さい頃好きだった子。
その子が今私の前にいる。
A「えっ。」
私は言葉を失った。
まさか尾狐くんがあの頃のことを覚えていたなんて。
尾狐「なあ、妖怪好きになったのか?」
A「実は…。妖怪とかよく知らなくて、小さい頃も今も興味はないんだ…。」
尾狐「そーなんだ。じゃあ俺が妖怪に興味をもたせてやるよ。」
A「え、どうやって?」
尾狐「それは明日教える。明日学校が終わったらすぐに妖寺に来い。」
A「わ、わかった。」
尾狐「じゃあな。早く帰らねーと母さんが心配すんじゃねーの?」
A「え、そうだけど、尾狐くんは?帰らないの?」
尾狐「俺も帰るよ。お前を見送ったらな。」
A「う、うん。それじゃあね!」
尾狐「ああ。じゃあな。」
そして私は家に帰った。
尾狐side
俺はAを見送ってから、鳥羽のところへ行った。
鳥羽「何だ。尾狐か。」
尾狐「何だってなんだよ。」
鳥羽「どーでもいいだろ。それより何しに来たんだ?」
尾狐「お前さ、Aの事どー思ってる?」
鳥羽「俺?Aのこと好きだけど。お前は?」
尾狐「好きだぜ。」
鳥羽「やっぱ変わんないな。」
尾狐「ちっせー頃からライバルだったもんな。」
鳥羽「ああ。小さい頃はじゃんけんとか腕相撲でAを嫁にするか、なんて話してたな。」
尾狐「ああ。だが今回は別だな。」
鳥羽「ああ。真剣勝負だな。」
尾狐「鳥羽、お前にはぜってー負けねーからな!」
鳥羽「それはこっちのセリフだ。尾狐。それじゃ、今度勝負だな。」
尾狐「ああ。俺はぜってー負けねーから。」
鳥羽「はいはい。じゃあな。」
尾狐「おう。」
そして俺は妖寺に帰った。
『明日は俺の正体をあいつに見せないとな。』
俺はそう思いながら寝た。
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ん?あれ?
過去最高3位??
さ、3位だぁー!!
じゃあ、これからももっと更新をバンバンしていこうと思います!!
どうぞよろしく!!
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作者名:ザク丸 | 作成日時:2017年5月15日 22時