検索窓
今日:1 hit、昨日:49 hit、合計:110,862 hit

*88 ページ42






しばらくしてからやっと屋敷の中に入ることが出来た。ロビンにお礼を言ってからリュックから出て人間の姿に戻った。


ボフンッ


ルフィ「お!A!どこいたんだよ!」


驚くルフィに少し微笑むと私は屋敷の中を見渡した。
それにしても…


サンジ「なんだこの乱闘の後のような部屋…!!ナミさん達の身に何かあったんじゃ…!!」


確かに部屋はボロボロで戦った跡が見受けられる。けれど、私が見ていたのはそこではない。


『たくさんのゾンビがいるね』


私が部屋をぐるりと見渡して言うとみんながハッとして戦う準備をする。
すると、その瞬間…


「「「歓迎してやれ!客人たちを!!」」」


「「ケヒヒヒヒヒ!!」」


ゾンビ達が攻撃を仕掛けてくる。
鬼刀を鞘から抜き構える。


『…早くナミたちのところへ行きたいから通して。…血桜…!』


ガギィンッ!!


「ギャアァァァァァァ…!!」


ロビン「大口開けてはしたないわよ。せっかく綺麗なのに…ツイスト!!」


「ぎゃあぁぁぁ!!」


ゾロ「二刀流弐斬り閃!!」


「ぎゃあぁぁぁ!!」


ルフィ「ゴムゴムのバズーカー!!」


「べほぉっ…!!」


あらかた敵を倒して鬼刀をしまう。
すると危険を感じたのか最後に残っていた豚のゾンビが話し出す。


「あの3人組なら今寝室でぐっすり眠ってるぜ!よかったな!」


なんとも怪しいその様子にみんな疑いの目を向ける。
すると…


ゾロ「ん?ちょっとまって…あのぐるぐるコックがいねぇぞ」


その声に当たりを見渡すとゾロの言う通りサンジがいなくなっていた。


「ぷぷぷ…」


周りで倒れたゾンビたちが密かに笑う。


『……』


ゾロ「こりゃなんかされたな」


ゾロの言う通り戦いの最中にゾンビたちがサンジに何かをしたのは明らかだった。けれど話し合いの結果今はサンジより先に行方が知れなくなっているナミたち3人を探すことを優先したのだった…。


けれども先を急いでいるうちにまたひとつ不思議なことが起こった。


ルフィ「おっかしいなぁ!!ゾロまで消えたぞ!?」


『!』


ルフィの声に確かに後ろを向けどもゾロはいなくなっていた。注意を払っていたつもりだったのだが不甲斐ない。けれどルフィの声にお供に連れてきた豚のゾンビは笑う。


『…ゾロに何をしたの』


詰め寄って聞けば豚のゾンビは顔を青くして焦っていう。


「俺は最初から何もしてねぇって言ってるだろ!」


何も答える気のないゾンビを見て諦めて前を向いたのだった…。

*89→←*87



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (170 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
532人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

sora(プロフ) - 一輝さん» コメントありがとうこざいます!しばらくまた更新が止まってしまっていて申し訳ないです…。楽しみにして頂けているなんて嬉しい限りです。もう少しお待ちください!また更新をしますので!本当にコメントありがとうございました!(^^) (2020年4月12日 22時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
一輝 - とても面白かったです続きを楽しみに待っています (2020年4月11日 20時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - akithin.さん» こちらこそ、更新をお待ち頂きありがとうございます!またコメントをして下さるとは思っていなかったので嬉しい限りです!これからも少しずつですが頑張りますのでよろしくお願いします(*^^*) (2020年3月14日 0時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新ありがとうございます!大変だと思いますが、頑張って下さい!! (2020年3月13日 21時) (レス) id: b194a9b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - akithin.さん» コメント本当にありがとうございます!過去話は特にたくさん悩んで書いたのでそう言っていただけて本当に嬉しいです!近々また更新を再開しようと思っています。更新停止になってしまっており、申し訳ないです…。少しだけお待ち頂けるとありがたいです! (2020年3月6日 6時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ハル | 作成日時:2019年6月23日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。