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話を聞いていたルフィが言う。


ルフィ「まーでもよ!もともと影を奪う張本人を探してたんだ!そいつが俺たちも狙ってんならぶっ飛ばすことになるし、おっさんもついでに助かることになるんじゃねぇか!?」


その言葉におじいさんの顔が少し輝いた。


「あ…ありがてぇ言葉だ!ついででもなんでも希望がもてますじゃ!」


少し嬉しそうにするおじいさん良かったと笑う。
するとどこからともなく森の中から声が聞こえてきた。


「頼んだぜ!あんたー!」


「頑張れー!!」


「モリアなんかぶっとばせ!」


…あちこちから聞こえる犠牲者の声に少し胸がいたんだ。もし、先程のゾンビやケルベロスがモリアのせいなのだとしたら医者として許せる行為ではない。
私はフツフツと密かに怒りを燃やすのだった。


おじいさんと別れてしばらく進むと…


ポツポツ…


『…!…雨…』


ロビン「降ってきたわね」


雨が降り出し、次第にそれは強くなる。


ザー…ザー…


かなり降ってきて身体も冷え始める。


『…くしゅんッ…』


思わずでたくしゃみに鼻をすすれば近くにいたサンジが心配そうに声をかけてきた。


サンジ「大丈夫かい?Aちゃん。どこか雨宿りできる場所へ行こう」


フルリと体を震わせながら頷く。


フランキー「屋敷まで走るか!?」


フランキーの言葉に前を向けばもう既に大きな城のような屋敷が目の前にそびえ立っていた。
とりあえず中へ入れてもらおうとした時、


ルフィ「ちょっとまった!」


『…?』


ルフィが空の方を目を凝らしながら何かを見ている。


ルフィ「屋敷の後ろに…マーク!?でっけぇ何かが見えるぞ!少し霧で薄れてるな!何だ…旗か!?」


ルフィがそういう中、その旗も気になるのだがさすがに耳や尻尾が濡れてとても気持ち悪い。
けれど、ルフィが動かないなら動くまいと我慢していた時だった。


ロビン「A、風雅」


名前を呼ばれ振り返ればロビンがリュックをあけて指を指していた。


『…!!』


…つまりは入っていいよ、ということだろう。優しいロビンに嬉しくなって風雅と共に入れさせてもらう。私は妖の姿になり、風雅のふわふわの毛に頭を埋めた。


ロビン「ふふ(可愛いわ)」


ロビンの考えていることなどつゆ知らず外から聞こえる声に耳を済ませていると、どうやら先程のおじいさんが着いて来ていたらしくこの島が村をひとつまるごとのせた世界一巨大な海賊船なのだ、と説明をしてくれていた…。

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sora(プロフ) - 一輝さん» コメントありがとうこざいます!しばらくまた更新が止まってしまっていて申し訳ないです…。楽しみにして頂けているなんて嬉しい限りです。もう少しお待ちください!また更新をしますので!本当にコメントありがとうございました!(^^) (2020年4月12日 22時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
一輝 - とても面白かったです続きを楽しみに待っています (2020年4月11日 20時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - akithin.さん» こちらこそ、更新をお待ち頂きありがとうございます!またコメントをして下さるとは思っていなかったので嬉しい限りです!これからも少しずつですが頑張りますのでよろしくお願いします(*^^*) (2020年3月14日 0時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新ありがとうございます!大変だと思いますが、頑張って下さい!! (2020年3月13日 21時) (レス) id: b194a9b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - akithin.さん» コメント本当にありがとうございます!過去話は特にたくさん悩んで書いたのでそう言っていただけて本当に嬉しいです!近々また更新を再開しようと思っています。更新停止になってしまっており、申し訳ないです…。少しだけお待ち頂けるとありがたいです! (2020年3月6日 6時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2019年6月23日 2時

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