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未だに回されているルフィの腕を見てくるりとルフィの方へ振り返る。
『ルフィありがとう。もうへいき』
そう言うと…
ルフィ「おう!」
…そう言ってルフィはニカッと笑う。
けれど以前腕は回されたままだ。
申し訳なく思いながらもルフィがいいのなら気にしないでおこうと思いそのまま心地よく暖かいルフィの体温に安心して風雅の上で揺られていた。
『…そういえば、あのあとどうなったの?』
気絶したあとのことが分からず首をかしげると近くにいたフランキーが答えてくれる。
フランキー「おめぇが気絶して連れてかれそうになった時何とかルフィが手を伸ばしてお前を取り返したってとこだな」
…ふむ、と考え込んで改めてルフィにお礼を言う。
『…ルフィ、助けてくれてありがとう』
そう言って笑えば当たり前だ、と言ってまたルフィは笑った。
そして、しばらく進むと…
グルルルルルルルル…
『?』
道の奥から獣のようなうめき声がする。
近づいてみると…
ワン!ワン!ゴォーン!
サンジ「へぇ…ケルベロスか ……地獄の方が安全だろうに…」
ロビン「…あら、かわいい」
ルフィ「お、食えるのかな?」
フランキー「あいつ、喧嘩売ってねぇか?」
ゾロ「生意気だな」
『…?』
…怯えてもらえると思っていたのだろうか…私たちの様子に一気にケルベロスはタジタジとし始めた。
たが…
グルルルルルルルル!!!!
獣は獣。
もう一度襲いかかる勢いで唸り始めた。
ゾロが倒そうと刀を構えるがルフィは手懐けるといい優しく近寄っていた。
見守っているとすぐに噛みつかれ、その勢いでケルベロスを吹っ飛ばしてしまった。
『…』
そのまま意気消沈したケルベロスをお供に先を進むのだが…
私はケルベロスに先程から何か違和感を感じていたため風雅から降りて、ケルベロスに近寄った。
ゾロ「…どうした」
ケルベロスを触っていろい確かめていると不思議に思ったのかゾロが尋ねてくる。
それに続きロビンも言う。
ロビン「何か気になることが?」
それにこくりと頷き、調べ終え、少なからず確信がもてたので口を開く。
『…この子たち、1度死んでいる』
「「「「!?!?!?」」」」
ロビン「…それはどういうことかしら?」
ルフィ「え!?こいつら死んでんのか!?」
サンジ「バカ!今からAちゃんが話してくれんだろ!」
驚くみんなに頷いて私は話を続けた…。
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sora(プロフ) - 一輝さん» コメントありがとうこざいます!しばらくまた更新が止まってしまっていて申し訳ないです…。楽しみにして頂けているなんて嬉しい限りです。もう少しお待ちください!また更新をしますので!本当にコメントありがとうございました!(^^) (2020年4月12日 22時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
一輝 - とても面白かったです続きを楽しみに待っています (2020年4月11日 20時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - akithin.さん» こちらこそ、更新をお待ち頂きありがとうございます!またコメントをして下さるとは思っていなかったので嬉しい限りです!これからも少しずつですが頑張りますのでよろしくお願いします(*^^*) (2020年3月14日 0時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新ありがとうございます!大変だと思いますが、頑張って下さい!! (2020年3月13日 21時) (レス) id: b194a9b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - akithin.さん» コメント本当にありがとうございます!過去話は特にたくさん悩んで書いたのでそう言っていただけて本当に嬉しいです!近々また更新を再開しようと思っています。更新停止になってしまっており、申し訳ないです…。少しだけお待ち頂けるとありがたいです! (2020年3月6日 6時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2019年6月23日 2時