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＊youside
“愛している”
…その言葉を最後に、微笑んでお父様が倒れた。
『…!!!!』
ﾄﾞｻｯ
という音を立て地面に倒れたお父様。
…その顔は目を閉じて幸せそうに微笑んでいた。
お父様が倒れた途端にお母様の手が緩んだ。
地面に降ろされた私はとぼとぼと倒れたお父様の元へ向かう。
そして…
ゆさゆさ…
ゆさゆさ…
…お父様の体をゆする。
…今にでも優しいお父様の声が聞こえてきそうで…。
ﾊﾙ「…っ！」
戦士「うぅっ…!!」
『…おとうさま…？』
…本当はもう分かっていた。
…でも認めたくなかった。
…お父様が死んだなんて。
『…うっ…ひっく…おとうさまぁ…！』
…ぼろぼろと零れる涙は止まることを知らない。
…そして、どこかで私の“何か”が外れた。
『…おとうさまぁっ…!!!!!!』
泣き叫ぶ私を見てお母様も戦士達もボロボロと涙を零した。
ﾊﾙ「…Aっ…」
けれど…
天竜人「うるさいぞえ!?貴様たちもこうなりたいのかえ!?」
…天竜人がそう言って銃を戦士に向けた時だった…。
…ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
…急にグラりと国が傾いた。
いや、“止まった”のだ。
この国はある龍によって国をひかれ常に移動している。それが止まった衝撃で国が揺れたのだ。
そして…
ｸﾞﾜｧｧｧｧｧ
…何かと思い戦士、海軍が空を見ると…今までに見たことがないほどの巨大な鳥、龍がこの国を取り囲むようにして飛んでいるのだった。
ﾊﾙ「…!!?…陸王類!?…A…まさか、あなたっ…!!!!」
…その光景に目を見張る戦士、海軍。
…けれどただその中で泣き叫ぶA。
そしてAの声が大きくなるほど猛獣達も威嚇するように鳴き声を強めるのだった。
戦士「まさか…A様はっ…」
戦士「…!!」
…国の者が驚きながらも確信した瞬間だった。
…陸王類と言葉を交わす言い伝えの姫は…既に生まれていたのだと。
『…おとうさまぁ…おとうさまぁっ!!』
未だ亡き父を抱きしめて涙を流すAはそんなこと知る由もなかった…。
けれど…
天竜人「何だえ!?あれは!?今すぐあれからわちきを守るのだえ!!あれを殺しあの女を捕らえるのだえ!!」
…その天竜人の声に戦士たちは目を見開くのだった。
戦士「何をっ!?アオイ様との約束を破る気か!?」
我慢できなくなった戦士が叫ぶ。
けれど、天竜人はこういうだけだった。
天竜人「あの男は自分で勝手に死んだのだえ」
…と。
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sora(プロフ) - ありがとうございます！！今受験のため更新がこ出来ていなくてごめんなさい(>_<)もう少しお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年2月22日 0時) (
レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - すごい面白くて必死に読んでました！更新楽しみにしてます！ (2019年2月20日 18時) (レス) id: cb802c0a66 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！最近忙しく更新ができていなくて申し訳ないです(>_<)空いている時間に更新を頑張るのでまた読んでくださったら嬉しいです(*^^*) (2019年1月25日 21時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 凄く面白かったです！続き楽しみに待ってます！頑張って下さい！ (2019年1月25日 12時) (レス) id: caa5a8f062 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 夏季さん» 本当に申し訳ありません。そしていつも応援して下さり本当にありがとうございます！ (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2018年12月1日 18時
