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『…え…?』
いきなりの言葉に頭が回らない。
“仲間”…なんて考えたことがなかったのだ。
私が困惑しているとそれはお仲間さんも同じのようで
ナミ「ちょ、ちょっとルフィ!?何言ってんの?!この子はこの国のお姫様なのよ!?」
ウソップ「そ、そうだぜ、ルフィ!!今あったばかりのやつに何言ってんだよ!」
その言葉に船長さんは…
ルフィ「いいじゃねぇか!!俺はこいつを気に入ったんだ!!それに、じぃちゃんに俺はこいつを助けるって言っちゃったんだ!」
ウソップ「…そ、それにしてもよぉ…」
ピクッ
『おじいさん…?』
私が頭を傾げると船長さんは笑っていう。
ルフィ「ああ!だから俺はお前を仲間にすることに決めた!!」
なんのことか訳が分からない。
『その人の名前は…?』
恐る恐る聞くと…
ルフィ「ん?俺のじぃちゃんか?俺のじぃちゃんの名前はモンキー・D・ガープだ!」
『!!!!』
私はその名前を聞いた途端、目が潤む。
ナミ「えっ、ちょっと…!」
私はその声にハッとして目を擦る。
『…!ごめんなさい…、』
あの時から泣かないと決めていたのに…少し思い出してしまった…。
そして…
『…あなた達は麦わらの一味ですね。先日の新聞を見てからいつか会いたいと思ってました。あなた達を歓迎します』
軽く微笑むとと私はいつも持っているフルートをもって島中に響き渡るように吹いた。
♬♩♫♪♬♩♫♪
ロビン「…きれいな音…」
私は音を奏でたあと、フルートから口を離した。
今のフルートのメロディーは客や訪問者が来た時の歓迎のメロディーだ。
『モンキー・D・ルフィ…私を仲間に誘ってくれて本当にありがとう。ずっと忘れない』
そう言って私はまだ出てきそうな涙を抑えて感謝の意味を込めて微笑んだ。
ルフィ「!何でだよ!一緒に冒険しよう!」
私はふるふると首を横に振る。そして風雅の上に飛び乗った。
『ここからこの花畑を抜けると街です。ログが溜まるまでゆっくりしていって下さい。夜は私の城に』
ロビン「あなたは?」
ロビンさんに目を合わせると
『…今からとてもとても大切な場所に向かわなくちゃいけなので…。すぐ戻ります』
それ以上は他の人も何も聞かなかった。
けれど…
『…あ…えと、その、夜は皆さんの冒険のお話、聞かせて貰えませんか…?』
と恥ずかしそうに言う少女にルフィ以外の一味は固まった…。
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sora(プロフ) - ありがとうございます!!今受験のため更新がこ出来ていなくてごめんなさい(>_<)もう少しお待ちくださると嬉しいです!! (2019年2月22日 0時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - すごい面白くて必死に読んでました!更新楽しみにしてます! (2019年2月20日 18時) (レス) id: cb802c0a66 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!最近忙しく更新ができていなくて申し訳ないです(>_<)空いている時間に更新を頑張るのでまた読んでくださったら嬉しいです(*^^*) (2019年1月25日 21時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 凄く面白かったです!続き楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2019年1月25日 12時) (レス) id: caa5a8f062 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 夏季さん» 本当に申し訳ありません。そしていつも応援して下さり本当にありがとうございます! (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作成日時:2018年12月1日 18時