【おそ松さん】ラ ッ キ ー ス ケ ベ【おそ松】【学生松】

▽ラッキー4 ページ7

「なんだよー！お兄ちゃん寂しいぞー！！」




一松、十四松、トド松に抱きついている私に、おそ松はさらに続ける。




「俺、もう我慢出来ねー！」




そう言いながら、おそ松は抱き付きに両手を広げながらこちらへ走ってくる。






「えっ、おそ松はや…。」


「あはは！おそ松兄さんは嫌なんだって！」


「んだと十四松！！」








…うん、なんか始まった。


喧嘩…には見えないな。


でも、おそ松が十四松を殴ろうとしてる。


けど、十四松全部避けてる(((


あっ、十四松がおそ松突き飛ばした。


って、あれ…？


こっちに来て…？







「A！危ない！！」









トト子が叫んだ時には、もう遅かった。









「いってぇ〜！」 「いったぁ〜！」









そう、十四松に押されたおそ松は、私の方に倒れてきたのだ。




だから、私はおそ松に床ドンされている状態。





目を開けてみれば、おそ松の顔が目の前に。









「あ、ごめん。」




いたっておそ松は冷静だ。



仮にも女の子押し倒して、よく冷静でいられるね。




まあ、そんな疑問は頭の隅に置いといて、私は胸に違和感を感じた。




胸に目を移せば、おそ松の手が。





そして、おそ松を見れば、おそ松は1度私の胸を揉んだあと、離れて行った。





おそ松っ！と私が声をかける前にみんなの声が響いた。









「「「何してんだぁぁぁ！！」」」









言われるもなく、おそ松はボコボコにされた。




そして、ボコボコにされたおそ松は一人呟く。









「なんかAの胸、いつもよりダイレクトに感じた気が…。」と。




私たちに聞こえないように言ったつもりかな。



残念ながら、完璧聞こえてたからね？









「ねぇA…してる…？」


「？何を？？」


「はぁ…これだからAは…。」





トト子は呆れた顔で私の耳元で囁く。



ブラ、と。





あぁ〜、なるほどね。









「そんなのしてるに決まって…。」



自分の胸元をチラリと捲(めく)って確かめる。




「ほ〜ら、してるじゃん…って、あれ？」





結果＿＿していなかった。



してきたはずなんだけどなぁ…。




「はぁ…。」




何故か、あのカラ松にもため息をつかれる始末。




「朝急いでいたからだろ。1度家に帰ったらどうだ。」






なるほど。



それじゃ、一旦帰りますわ。








「ごめん。じゃ、また後で！」









一時間後、学校に戻った頃には５時限目がもう既に始まってて、本日２度目のバケツ持ちをくらったのは、まあ言わなくていいだろう。

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