7回目 ページ9
すいません
設定変更です!
夢主の年齢、20歳だったんですが、18歳という事でお願いします!
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光を感じ、目を開けた。
枕元の時計はお昼の12時を指している。
泣き疲れて、寝てしまったのだろうか。
携帯を開けると着信の履歴が表示された。
ひぐっちゃん、銀ちゃん、姐さん、森さん、中也さん。
定時にこない私を心配してくれたのかな。
体が重い。
目が痛い。
体を再びベッドに預ける。
それでも、浮かんでくるのはあのキスシーン。
のろりのろりとベッドから降り、支度を始める。
心配もかけてしまったし、行こう。
目は腫れているので、花粉対策用の眼鏡をかけた。
A「大丈夫、大丈夫…」
自分に言い聞かせ、仕事場へと足を運んだ。
紅葉「A!」
聞き慣れた、優しい声がかけられた。
A「姐さん…」
紅葉「どうしたのじゃ…昨日は。
携帯も繋がらなかったではないか…」
A「…すいません……」
紅葉「無理をするな…わっちはいつでも話を聞く…」
そう言って、私を腕の中に引き寄せた。
暖かい。
人の優しさ。
A「はい…」
それでも、私は話せなかった。
中也「おいA手前!!」
視界の端に、中也さんが映る。
A「中也さん…すいません、迷惑かけて…」
そう言うと、呆れたような顔をした。
中也「んな事どうでも良いんだよ…無理すんなよ」
ぶっきらぼうに放たれたその言葉を、嬉しく感じた。
少しだけ笑みが漏れた気がする。
A「ありがとう、ごさいます」
下を向くと涙が溢れそうで、上を向いて応えた。
そんな私に安心したのか、2人も表情を柔らかくする。
紅葉「それでは、わっちは仕事がある故戻るぞ」
A「あ、はい!お疲れ様です!」
まだ業務中だった。
幹部様の手を煩わせてしまったなんて。
姐さんは私の頭に手を置き、静かに言う。
紅葉「A、今日は帰って休め」
A「え…?」
そういう訳にはいかない。
昨日も途中で帰り、今日まで休んだら…リストラなんて事も…。
顔が青ざめる。
そんな私の様子を察したのか
中也「大丈夫だ。首領直々の許可だからな」
A「よかった…」
私はその言葉に甘え、家へ引き返すことにした。
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ゆちよきし(プロフ) - 完結おめでとうございます。これからも、頑張ってください! (2019年4月23日 5時) (レス) id: 46d1d00e6e (このIDを非表示/違反報告)
彌鵺 - コメント&リクエスト失礼します!出来たら太宰さんと夢主の甘いのを書いていただけたら………。無理なら全然大丈夫です! (2019年4月21日 0時) (レス) id: 9306bd30af (このIDを非表示/違反報告)
たまごぷりん(プロフ) - 最小年幹部じゃなくて最年少幹部ですよ。17ページ目です。 (2019年4月20日 11時) (レス) id: d35abfd515 (このIDを非表示/違反報告)
小田亜矢子(プロフ) - 初コメント失礼します!!リクエスト大丈夫ですか?良ければ、ドSのだざぁさんを見たいです!相手は夢主で(( (2019年4月19日 18時) (レス) id: ce06f91552 (このIDを非表示/違反報告)
ぼっち - つばたさん» 有難うございます!更新、頑張っていきますね! (2019年4月19日 5時) (レス) id: 7b6511147e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぼっち | 作成日時:2019年4月15日 6時