ある文豪に、呼び出されました 2 【文スト】日替わり

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本日の文豪さんは.....？？ - 2024年4月27日

【 坂 口 安 吾 】あーさん 様リクエスト Thank you !!

・仮眠室の出来事

―――

「YOUさん。いい加減ここのソファで熟睡するのはやめてください」


「……あ、あれ……？ 安吾？」


仮眠室で横になっていたら。


目の前に安吾の顔が。


「……起こしに来たの？」


「それ以外何があるって言うんですか」


もー……疲れてるから放っておいてよ……


さっきやっと仕事が終わり、私はまた誰もいない仮眠室で寝ていた。


もう誰も使ってないから私の部屋みたいな部分もあるけど。


安吾はいつもお構いなしに仮眠室に入ってくる。


「全く、ここまでたくさん散らかして……」


「もー……あんたは私の保護者か」


「保護者じゃないです。あなたの部下ですよ」


そう言って安吾はいつもここの部屋を掃除してくれる。


まあ優しいやつなんだけど。


「起きてください、YOUさん」


「……もっと寝てたい」


「無理矢理起こしますよ？」


「嫌。それは」


「じゃあ言うとおりにしてください」


「……わかったわかった」



重い身体を私はゆっくりと起こす。



「ああ……腰いてえ」



「…………YOU……さん？」



「なに、どうしたの安吾」



彼の目線は私の腹部に注がれていた。



思わず私もそちらを見る。



「あ」



そうだった。


私、だぼだぼのTシャツに短いショートパンツを着ていた。


そのせいでお腹と脚があらわになっていた。



「ごめん安吾。見なかったことにして」



ごめんごめんと私は続ける。



「……安吾？」



すると安吾はしばらく間を開けて言い放った




「そんなことできません」




すると安吾が私の座っているソファに手を掛けてきて―――



「あん、ご……！？」



次に掴んだのは私の両肩だった。



え、ちょっと安吾！？



そう思ったのは一瞬で―――





気づけば





安吾に





「ん……あ……」





唇を奪われていた―――






…………え？






暫く放心状態の私に





安吾はまた行動を起こした





それは






「あん………ご……？」






ソファに押し倒してきた。




もう一度言う。




押し倒してきた。





……ちょっと待って





「その格好。襲われたいって言っているようなもんですよ」






そう低い声で言った彼の顔は。





いつもは見ない、“男”の顔をしていた―――。





「俺に下さい―――貴女の全部」





―――耳元で彼は甘く甘く囁いた。

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