救いの両手を差し伸べられるなら。２

救いの両手２６ ページ3

＿＿＿その頃、探偵社にて。



「一寸君ー、何で私から逃げるのさ｣

『にぎゃーっ《助けてー！》』


「太宰さんその子厭がってますよ！助けてって云ってます！」


今現在私は太宰さんに追い掛け回されているのだ。


…………………怖かった。と云うか敦君が常識人でよかった。


何かと察しのいい太宰さんだ。


薄々は気付いているのだろう。



すると、ひょいっと誰かが私を抱き上げた。


安心する落ち着いた呼吸と雰囲気。そして野良猫と煮干の匂い。


武装探偵社社長の福沢諭吉だ。


一万円札………………と思ってしまった私を許しておくれ。



異能力は�狄余綽揺埖き�


異能力制御の異能。これもまた珍しい異能力だ。

学問のすゝめじゃないんだ……(偏見)

まァ、�狄佑両紊某佑鯊い蕕此⊃佑硫爾某佑鯊い蕕梱瓩髪召Π貔瓩漏慳笋里后気瓩暴颪い討△詈絃呂覆鵑世韻匹發諭�


「追い掛け回すのは止めぬか、太宰。厭がっているだろう。」

「社長！……あ、社長に抱っこされて厭がらないんだ…………」

「だぁってー、その猫私だけ嫌ってるんですよー」

ぶーとむくれる太宰さん。流石に成人男性がそれ遣っても可愛かないよ。


中原さんが遣ったら可愛いかもしれないけども。


取敢ず媚び売っとこう。

『ゴロゴロ《この人好きー》』

「………煮干、食べるか？」

「よかったですね！社長好かれてますよ！」

「そ、そうか」


ソファに座った福沢さんが大きな手で私を撫ぜた。


この人本当に猫が好きなんだなーと思う。


資料通りだ。



しっかし、この情報を集めた人凄いな………。




喉が、渇いて仕方ない。
＿＿＿＿＿＿

なんか創作当時と夢主のキャラが違う気がするのは気のせいではないよなぁ………

救いの両手２７→←救いの両手２５

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す