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中田は立ち上がって頭を下げてくる。
中田「ご迷惑をお掛けして申し訳ございません」
「謝るのならそれなりの成果を出してからにしてちょうだい。
相澤先生、中田はもう武装探偵社員。
警察に連れていくことは不可能ですよ」
相澤「合理的じゃないが仕方がない。
探偵社の社長の判断が必要となるが。」
ちょうど寮のドアから入ってきたのは探偵社の皆。
勿論社長も居て。
「社長、お疲れ様です」
頭を少し下げて社長を見る。
福沢「中田、ヒーロー活動の動画を見させてもらった。」
社長のその言葉で中田は背筋を伸ばして。
福沢「探偵社にふさわしい高潔さを持っているとみなし、
全て徳田の一任とする。」
「御意。」
中田「よろしくお願いします」
中田は深く頭を下げて。
相澤「はぁ.......
取り敢えずこっちでヒーロー免許の返却は進める。
中田亮
今日漬けでお前を除籍処分とする。
いいな?」
中田「はい。
三年間、ありがとうございました」
相澤「もう道を踏み外すなよ。
徳田も責任を持って此奴を見張れ。」
「分かってますよ」
私は中田の背中をバンッと軽く叩く。
「裏切ったらあんたを地獄に送るから。」
中田「心に重く受け止めておきます......」
与謝野「まァた騒がしくなりそうだねぇ」
谷崎「ふふっまぁいいじゃないですか」
中島「同い歳だから仲良くしようね、中田くん」
私は探偵社の皆を見てからA組の皆を見る。
「騒ぎにしちゃってごめんね。」
切島「大丈夫、だけどよ驚きだったぜ、まさか中田先輩が......」
まぁ仕方ないわよね。
私は探偵社の皆と話す中田をチラリと見てから相澤先生を見る。
「ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします」
相澤「気にすんな。
取り敢えずこの事はさすがに他の先生にも伝える、いいな」
「えぇ、仕方の無いことです。」
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カロ(プロフ) - なるほど!すみません理解不足でした。ご説明ありがとうございます! (2019年12月16日 22時) (レス) id: d6860b933c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - カロさん» 説明不足でしたね、すみません。ソファーの所に生徒が居ないだけであって、同じ空間には居る、という表現で書かせて頂きました。コメントありがとうございます! (2019年12月16日 21時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
カロ(プロフ) - な、なぜみんな追い出したのに瀬呂がいるんですか? (2019年12月16日 21時) (レス) id: d6860b933c (このIDを非表示/違反報告)
@草 - ノアさん» 笑 まぁどっちにしろ書いてくださるらしいので気長に待とう (2019年12月13日 18時) (レス) id: 9ed73e661c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - ノアさん» もしご希望のお話じゃなくとも、いつかは書くつもりでいるのでご心配なく! (2019年12月13日 15時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2019年11月29日 7時