意地悪が62こ ページ15
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赤司side
勉強会。
まぁ何もしなければ赤点まっしぐらの大輝と涼太とAのためのものなんだが。
勉強が嫌いなAを、何とか黙らせ椅子に座らせる。
ノートと教科書を開き、問題が書かれたプリント、シャーペンを握らせた。
そして僕がむすっと頬を膨らますAの隣に座れば、予想通りの嫌そうな顔。
『え、まさか赤司君に教えてもらうの……?』
「……そうだけど?」
『……チェンジは』
「そんな選択肢は無い。教えてもらう方に文句を言う資格は無いよ、僕に教えられるのが嫌なら頭を良くしてテストで高得点を取れば良いだけの話だ」
『……さつきが良いな〜』
「桃井は大輝。テツヤも大輝だ、敦と真太郎は涼太、Aが僕だよ」
『何で赤司君は一人なの?!せめてもう一人つけてよ!二人っきりは嫌!』
「僕は一人でも教えられるからね、それに二人っきりじゃ無いだろう、同じ図書室に他の奴も居るけど?」
『でも……』
さすがの僕でも、ここまであからさまに拒否されると少し落ち込む。
結構努力はしているつもりだが、一向にAの好感度は上がらない。
Aの中では、まだ僕は女たらしで最低な奴と思われているんだろう。
その証拠に、僕が何度Aに可愛いと本音を言ってもからかわれているだけと全く信じてはくれないからね。
「……ほら、プリント。何処が分からないの?」
『……全部だよー、全部ー』
「……」
『あ、今心の中で馬鹿にしたでしょ』
「してないよ」
Aは脳みそが全部身体能力に行ってしまったような奴だ。
運動神経はかなり良い方だが、その代わり頭が悪い。
本人は得意教科は国語!などと自慢しているけれど国語だって赤点ギリギリだった。
まずは基礎中の基礎から教えるべきか、簡単に公式をノートの端に書いてAに渡す。
「これは覚えてる?」
『覚えてない』
「……授業聞いてた?」
『……うん』
「この前教科書を立てて寝ていたのは誰?」
『……』
問い詰めるとAは僕から目を逸らした。
授業を真面目に聞くと10分で眠くなるらしい。
何でこんなにも両極端なんだ。
……とりあえずAには問題をやらせるとして、僕は分かりやすく解説でも書いてやる事にした。
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葵(プロフ) - 関節じゃなくて間接なのでは? (2020年3月17日 21時) (レス) id: 349b72f88b (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - カコさん» 赤司様ぁぁぁぁぁ!!!夢主の彼氏になったら夢主をたくさん虐めてくださぁぁぁい!!!大好きでぇぇぇす!!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - 朱香さん» もうここからは最後まで駆け抜けれますよ笑 エレベーター上ってます笑 早く彼氏彼女になるんだ赤司様と夢主!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - *杏花*さん» 無限にあっても足りないくらいですよね笑 ちょっと好きになりつつある夢主を完全に落とすまであと少しですね!赤司様頑張れ!私も最後まで頑張ります!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - 真理亜さん» そんな事言ったらすぐ赤司様に襲われちゃいますよ笑 赤司様はドSですからね、耐えれますかね……?ぐへへ(^p^三^p^) (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神崎セルザ@復帰しました | 作成日時:2017年12月24日 12時