5.クラスメートに会えました。 ページ6
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「な、何よ?!今度は何?!」
「新手のゾンビか?」
「……いや、人間……じゃないか。これは走ってる足音だろう」
『人間……?え、誰?!』
私達以外にもここに来た人が居るの?
足音はどんどん6年6組のこの教室に近づいて来る。
一応、人間じゃなかった場合の可能性も考え、私達は警戒を強めた。
数秒後、ガラッと勢い良く扉が開かれる。
「何今の!!何なのよこれ!」
「はぁ……はぁ……ちょ、ちょっと限界……なん、ですが」
「あれ化け物だろ!つーか足……速すぎ、」
現れたのは、黒子君と女の子とでかい男の子。
『え、黒子君?!』
「?!Aさん?それに赤司君まで、」
「……誠凛のとこの監督さん、じゃなかったか?あんた、」
「え?え、えぇ……洛山……の人達、かしら」
黒子君の高校……そっかこの制服見覚えが無いと思ったら、誠凛って新設校に行くって黒子君中学の時言ってたっけ。
んっと、じゃあ何で誠凛さんが……、此処に?
とりあえず、状況把握だ。
誠凛の3人を座らせて息を整えさせると、私達のこの学校?で起きた事説明会と自己紹介が始まった。
「私は相田リコよ。誠凛の監督をやってるわ、で、えーと……貴方達も私達と大体同じなのね」
「俺は火神大我だ、バスケ部、んーと、何か変な奴に襲われたんだよな、俺ら」
「僕は黒子テツヤです。Aさんと赤司君は分かりますよね。そしてもう一つ付け加えますが。生徒玄関は開かなかったです」
生徒玄関が……開かない?
何それ。どういう事?それと同時に窓も開かないという。……嘘、でしょ?
閉じ込められてるの?私達。
困惑すれば、黒子君があ、あともう一つ。重要な事が。と付け足した。
「この建物の名前だけ分かりました。」
「……名前?何だったんだ?」
「小学校。ここは神桜小学校という所らしいです」
……神桜……小学校…?
……あれ?
神桜小学校、その言葉を聞いてふと、脳裏によぎった懐かしさ。
「神桜小学校……何か聞いた事ある気がするわ」
「……玲央、お前もそう思うか?僕も聞いた事があるような気がする」
「実は僕もです。でも何故だか、何処で聞いたか全く思い出せないんですよね……」
皆も聞いた事があるが思い出せないらしい。
……ってことは。
多分、私が感じた懐かしさも、何処かで聞いた事があるから、だよね。
違和感は、皆の発言によって消え去った。
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二階堂嗹哉(プロフ) - ちーちゃん先輩(千尋先輩)分かってますね!あれすげぇ!自分も学校走りたくなってきた!!←帰宅部 (2018年8月17日 23時) (レス) id: 457093c9f7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 私の学校生徒会ありますよ!!生徒会...児童議会なんですが、あれには嫌な思い出しかない...; (2017年8月21日 22時) (レス) id: 0e337993f1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@復帰しました(プロフ) - エコロさん» あー……私の友達が吹奏楽部だったなぁ……とか思ったり笑 放送室に居たのは一体誰だったのでしょうか?笑 (2017年1月5日 9時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 神崎セルザ@復帰しましたさん» うん(笑)会いたい〜
これ真面目になんだよね(笑) (2017年1月2日 0時) (携帯から) (レス) id: c4b4c5b1a0 (このIDを非表示/違反報告)
エコロ - か、感覚で…ですか。小4の時吹奏楽部に入ってたんですけど…すぐ止めたんですよ…(主人公どうなるんだよ…アナウンスェ…) (2017年1月1日 19時) (レス) id: 02a216e2f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神崎セルザ@復帰しました | 作成日時:2016年11月6日 18時